絶えることなく前へ。
何時も書いていますが、本当に、地方で洋食を、特に先を行く洋食で生計を立てるのは大変だ。突出しのマテ貝。美しいプレゼン。
「切って盛っただけですよ」
矜持だね。旨い。
この日、僕だけだった。
よし、飲みまくって貢献しよう、と。
まずはボトルは夏以来の、ルフレーヴのブル06.あ~旨い。。。のどの奥にジンジンとミネラルが来る。一番下の格なのに。。まあ値段もそこそこ。
鶏レバー、ハツのフラン。イキナリスゴイ。滋味がすごい。うまみの向こうに苦みや複雑な味わいが広がる。
この時点で満足感に浸される。
白のグラスもすぐ頼む。アルザスの頑固な作り手、マルク・クライデンヴァイスの!
クロ・デュ・ヴァル ・デレオン~。この店アルザス濃いね、リスト。
サバの、ブランダードと瞬間燻製!どっちも絶品!!そして、、、
たっぷり使われているハーヴは、全国のシェフ垂涎の農家さんのものだそうな。
この日、客は僕だけで時間があったからか、料理のスケッチもいただいた。見ながらほろ酔いになっていく。
生きることは厳しい、しかし、そこに必ず光はあるのだ。
と、今、瞬間的に思ったけれど・・・これは、ヘルダーリンの詩「パトモス」冒頭から連想して出た言葉だと感じた。
神は天にありて しかもとらえがたい。
しかし
危機のあるところ、救いの力も また育つ (完全に記憶で書いてます)
白エビ、白アスパラ、うに、花々、他もろもろ。すごいコンビネーション、そしておいしいねぇ~~。
今年初のフランス産ホワイトアスパラ。
赤ワインのグラスももらう。昨今リピート率高いラヤスの普及版と、サントネイの古いの。
さあ、さらに食うぞ~~。次は鰆だ。即食べ始めてしまい、途中経過の写真となってしまった。うまみが口の中によみがえり、唾液が増してくる。
穴子とフォワグラのコンビネーション!!こういうの作ると本当に複雑な味わいを実現するよね~~。
そして、ジビエのイノシシ~~。さきほどからの素晴らしい花々もたっぷりと~~。
このデセールもすき~~。
おいしゅうございました。翌朝、大丈夫でしたか?とmail来たので、結構酔って出たのだろう。けれど、最高だったからよいのだ。
他のお客さんがいないときは、おおむねしゃべくりまくるし。。。
ふぅ~、完了。。。ありゃ、モンタヴィもグラスで飲んでいた模様。
ありがとうございます。
勇気を、いつも戴いて、店を出ます。
地方では、洋食は、良いものを良い価格で出したからと言って経営が安定するとは限らない。
苦労されている。
けれど情熱的なファンも多い。
頑張ってほしい。














