分岐点 | The world of imagination

分岐点

「この店さえあれば、住んでいる街がこのような小さな街でも、誇りを持って住んでいける」

といいうるお店に、今月も。


ところでまずは、ガス水から。こちらのお店のガス水はこの銘柄~(先頭の文字は写真からはみ出てますね。"B"です)。

硬度高いですけどとっても料理に合います。グラスもこのステム無しリーデルでよい空間を演出してくれます。
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お口取り。最初から期待を膨らませてくれます。いつもながら緻密なできばえ。ハマグリとその出汁の泡、サーモンスモークとキャビア、地のウニのミニミニトースト。
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前菜1.五島産のさまざまな魚介のガレット。黒あわびやうちわ海老や釣り鯵やいろいろと。それに、溶けにくくつくられた、ハーブ入りジュレをまとっていて極めて旨い。
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前菜2.スペシャリテといえましょう、フォラグラとリードヴォーのテリーヌを挟み込んだものと、出始めの小さなホワイトアスパラでコンソメの味わいをまとったつけ合わせ。貴腐ワインとともに。
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こんな感じ。
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五島産の太刀魚と白子の、ファルシ的な一品。周りをカリカリのじゃがいもで包んで。下はパセリの、ロワゾーの水の料理を思い出させるソースで、上はイカ墨とアンチョビの傘をまとって。そこに、更にお好みで左上にあるソースを掛けながら。
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アップにするとこんな感じ。おくちの中が幸福になる温かみで。
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メインは、久しぶりにシャロン鴨で。いや~~~、やっぱりじ~んとくるような旨さですな。味わいの滋味がすごく口の中で余韻をもたらしてくれます。
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いや~おいしくて、食べてる途中でもなんども撮影。
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デセールは、一月なので、ガレット・デ・ロワ。切り分けたものが出てくるかと思ったのですが、なと丁寧なことに、

きちんと、お一人さま用に作ってくれている。ちゃんと陶器が入ってましたよ~~~。牛さんでした。
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地方で、本格的な西洋料理を営むのは、今の時代でもとても大変です。


以前ちょっと書きましたが、大都市のはずの福岡でさえ、雑誌「専門料理」でアンティカ・オステリア・トトの本田シェフが、その大変さを語っていました。


気概のある料理人は、妥協せずよいものをよいサービスでだそうとしますが、客がついてこれるかという点も有るし、経済的な厳しさという点もあって、気を張って生きき続けないといけない世界です。


でも、そういう、だれかとつるむのではなくわが道を行く人がいるからこそ、わたしたちも希望をもらうことが出来ます。


東京へは、飛行機に乗ればいつでもいけるから、世界標準はそうして定期的に確認すればいい。


地方では、これからも、こういう、徒党を組まない、独立独歩のお店に寄り添っていきたいって、思います。



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そういえば、知り合いと電話していて、昨日の早朝、雪だったといっていました(<--夜のお仕事のヒト)。

僕は見てなかったのですが、

今朝、エアコンの利きがよくないなと思っていたら、

雪が降っていました。


漸くの、初雪です。


それにしても寒い。皆様もご自愛を。