http://www.sankeibiz.jp/business/news/110812/bsl1108120501001-n1.htm
■電動スクーター 有望アジアに販売網
--2009年に自社ブランドの「プロッツァ」で電動スクーター事業に参入した。最近の市場環境に変化は出てきたか
「原付きバイクに比べ、軽くて操作しやすいことや環境意識の高まりで認知度が上がっている。東日本大震災でも手軽な交通手段として注目され、当社の商品も一時、欠品となった。今年度の販売目標は、過去2年間の累計の3倍以上となる1万5000台に設定した」
--国内の二輪車市場は頭打ち気味だ
(※電動バイクではなく、エンジンバイク)
「市場は右肩下がりだったが、今後回復していくと思う。2台目の車の代わりにスクーターという需要は根強い。当社で最も小さいタイプでは、電気代1円で約3キロ走行できる。コストが安く、維持費も安い電動スクーターは広がっていく素地がある」
--海外展開も加速している
「台湾、ベトナム、韓国などアジア5カ国で販売網を整備していく。また、9月から中国で初の海外生産を始める予定だ。中国に建設した工場は、日本の工場より生産能力を大きく取っている。台湾や中国は、日本の二輪車市場をはるかに上回る規模があり、有望な市場だ。行政の後押しもあり、普及は早いはずで、来年度には海外の販売比率が国内を逆転するだろう」
--商品力をどう上げていくのか
「1回の充電で走行可能な距離を伸ばしていく。現在は1回の充電で55キロ走るが、これを70キロまで引き上げたい。経済性を向上させ、原付きスクーターに近い性能にしたい。バッテリーは鉛系の蓄電池を使っているが、将来は高出力で軽量なリチウムイオン電池に代わっていくだろう。その対応も急ぎたい」
--国内の販売ネットワーク整備について
「バイク販売店のほか、大手の家電量販店やホームセンターなど、消費者に身近な販売チャンネルを充実している。バイク販売店だけだと、消費者層が限られる可能性があるからだ。国内の販売ネットワークは約500店規模に達しており、大きな武器になっている」
--メンテナンスなどアフターサービスも重要だ
「電動スクーター事業への参入にあわせ、出光興産グループの全国のガソリンスタンドで保守点検を行う態勢を整えている。売ることよりもメンテナンスの充実を重視した結果で、これも普及のきっかけになっていると思う」
--6月に英・マン島の電動バイクレースに参加し、5位に入賞した
「完走できたことは大きい。知名度アップにも効果的だ。レース車の技術を活用することで、商品の開発スピードも早くなるだろう。レースで培った技術を次の開発に生かしていきたい」
(内山智彦)
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