W1S  始動 その5 | まったり W1整備備忘録 soneroのブログ

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W1に乗り始めて18年、整備の記録などを備忘録として残していこうと思います。普段は家族の目もあるため、こそこそ時間を作っていじってまーす。

W1S  始動 その5

 

さー  

どーする

どーする。

 

これはもしや原点に返るしかないのか、ふりだしに戻るべきなのか汗汗

 

その後プラグを確認するも相変わらずガソリンが供給されている形跡がない

 

やっぱりキャブレターの見直しなのかー

なんせ、バイク屋ではなくて私はただのW好き、そう簡単にホイホイ外して調整なんて慣れてもないし、キャブレター外すたびに、ガソリンあちらこちらに、こぼしまわるし

大仕事ですよ。

 

バイク屋さんや匠の方々はキャブの調整なんてなんの抵抗なくサクサクっとされる作業も私にとっては一大事です。

 

思い当たるふし、気になるところと言えば・・・

油面ですか?

やったことない、調子に乗って言っちゃてるし、できれば避けて通りたかったところ。

 

 私もネットでいろんな方々お知恵を勝手に拝借しながら参考にいろんなメンテを行ってきましたが、この油面調整だけは全くやったことがない!!

 

というか大きな壁なんです。

 

もちろん、これ下差しはしてます。ノギスを使って

 

              (SM-3 真っ黒サービスマニュアル参考)

 

でも実際、ガソリンを流しての実測をしてないからどうなんだろー?キャブの中が透けて見えるような能力もないし目

 

今までは、キャブレターの構造はばらして清掃、元に戻すといった作業だけで問題なくバイクは動き出していました。

 

 でも、実際はキャブレターの仕組みをよく熟知せずパーツの作用もわからない、キャブレターのはたらきと言えばガソリンを燃えやすくするために霧状の状態にしてエンジンに供給するもの! といった具合の知識レベルで何とか出来ていた。

たまに雑誌の特集でキャブレターの話が載ってる時も、理解しようと挑戦するもすぐにまぶたが重くなって本を閉じるといったようにずっと避けてた部分でもあります。

*動作のイメージがわかないんですよねーもやもや

 

 

 

やっぱり、ここは、頑張りどころですか

 

やってみましょうかねメラメラ

 

 

まずは、皆さんの見よう見まねで丁度よい瓶を100均からゲット

 

瓶の上にのっけて燃料パイプより少しづつ注入

 

まずは、これでよいのかな?

 

 

それっぽい、それっぽい上差しキラキラ

 

ノギスで確認サーチ

 

 

あれ?おかしくね?

明らかに狂ってない?

 

全然やん!!

 

その後、悪戦苦闘しながら、何度か繰り返し、ガソリンまみれになりながらんとか調整完了

 

ガソリンが流れるときはなんかどきどきしますねラブラブ

 

 

油面9㎜あたりを狙って調整完了。

 

不慣れなので 2、 3回同じ作業を繰り返しました。

 

今までにない達成感クラッカークラッカー

 

そして、倉庫内は凄く危険な香り注意

火気厳禁です炎

 

何度も繰り返し調整で使用したガソリンはガソリンタンクに戻したくないので、草刈り機で再利用することにしました拍手

 

これは、いけそうな気がします。

 

ひっくり返して調整をしても、実際のキャブレターの中ではこんなに油面の高さが変ってくるもんなんだなと、改めて実感させられた作業でした。

 

 

いつもだったらこのままつけて終わるのですが、少し時間をかけて油面の高さ、なぜその高さなのかをちょっと考えてみないといけないなと思いいつになくキャブレターの機構、仕組みをじっくり読んでみました。

 

油面の高さを理解していくうちに、始動、アイドリングの肝となるパイロットジェットの役割、メインジェットのはたらきがようやくぼんやりとではありますがわかってきた気がします。

 

エアースクリュー、スロットルスクリュー、どっちが大きい方、小さい方どっちに何回転締める?もどす?色々わからなくなっていましたが、要するにこの作用を理解すればどう調節すべきか、また調節の感覚が一段とわかりやすくなるような気がします。

 

いつものように、写真が真っ黒やけど・・・

 

 ガソリンの香り漂う倉庫内注意

 流石にこの状態でエンジンをかける勇気がなかったので一晩しっかり換気をして後日試運転を行うことにしました。

 色々キャブのお勉強もできたし丁度良いかなメガネメモ

 

 

後日時計

 

すっかり換気された倉庫内ドア

 

キャブの調整も終わりいよいよ始動!!

 

 

  チョークレバーを引いて

  

  空キック

 

  メインスイッチをON

 

 〜のキックを降ろす

 

ゴボッツ、ゴボッツツ

 

今までにない感触テンションあがるラブ

 

そのままもう一回

 

ゴボッツツキックが激しく戻ってきた、

 

落ち着け~間違いなく 来てます、来てますグラサン

 

軽くキックペダルを踏みこみながらで最適な場所を探り一気に振り下ろす!!

 

ブリブリブリドンッ合格 (表現あってるか~)

 

無事に数回のキックで見事に始動、6年ぶりのお目覚めでしたグッド!

 

ワンキャブに比べてマフラーからの排気音のブリブリ感がたまらないです。

 

 

 

ようやく、エンジンもかかりこれで一安心です。

 

今回の一連の作業を振り返ってみると、どの作業も大事でした。

 

一発目にキャブの油面がばっちりあって始動したとしても、後々ポイントハーネスの断線、イグニッションコイル不良、と次々不具合箇所が見つかりと修理しないといけなかったと思うし、時間がかかって回り道をしたとしても、焦らず一つ一つ原因をつぶしていく事が大事だと思いました。

 

 

 

 

今は本屋さんにきれいな写真付きでのわかりやすい雑誌資料も多く出版され、すごく参考にさせてもらってます。

 

しかし今回はあえて、サービスマニュアル SM-3 をもとに始動に向けての作業を行いました。

作業の手順やポイントメーカーのマニュアルだけあって私はわかりやすかったです。

 

 写真は真っ黒ですが←まだ言ってる  (本音はせっかくいただいたのでちゃんと有効利用したかった・・・)

 

今回は逆にしっかり熟読しお勉強させていただきました。

 

 

めでたしめでたし合格

 

 

 

 

といきたいところでしたが、まだまだ続きますねー笑い泣き

 

調子ぶっこいてアクセル回してたら、しっかり下からお漏らししてましたガーン

 

とりあえず、始動はしたという事で、次回からはメンテナンス編という事でやっていこうと思います。