子供への暴力的性犯罪で服役した出所者の再犯防止措置制度について、警察庁と法務省は、警察官による面談の導入を柱とする見直しに合意した。住居を訪問して所在確認し、特に再犯リスクの高い人に面談する。法務省は、出所前の対象者に制度内容を告知することで連携する。警察庁は1月中に制度変更を全国の警察に通達し、4月から実施する。

 

 再犯防止措置制度での所在確認はこれまで、警察官が措置対象者への接触を避け、住居の外で見える状況を把握するだけにしていた。社会復帰を妨げないことを優先した運用だったが、所在を把握できないケースが多く、再犯の抑止効果が薄いことから、制度の再検討を進めていた。

 

 今回の変更で、所在確認は、管轄の警察署員が住居を訪問する方法を採用。ただ仮釈放期間中の措置対象者は保護観察官らの監督下にあるため、警察官の訪問は仮釈放期間が終了してからとする。

 

 面談の対象になるのは、(1)50歳未満で、暴力的性犯罪の前歴が複数回ある(2)出所後に性的な迷惑行為などで警告を受けた--など特定の条件に当てはまる、再犯リスクの高い措置対象者。ただし本人が同意した場合に限る。面談は年2回ほど実施し、就労やカウンセリング機関の紹介など、社会復帰につながる相談にも応じる。

 

 近隣住民や家族に対する犯罪歴の秘密を守るため、私服で訪問し、事情に応じて住居の外での接触も認める。法務省は、訪問や面談をあらかじめ理解してもらうため、出所前の対象者に制度内容を告知する。その際、強制でないことを伝え、断る場合の警察への連絡方法も教える。

 

 警察庁によると、昨年5月末時点のすべての措置対象者740人から所在不明や仮釈放中の人、再検挙者を除いた604人を区分けしたところ、面談対象は258人だったという。

人気お笑いコンビ・チュートリアルの福田充徳が急性すい炎で都内病院に入院し、治療に専念するためしばらくの間休養すると11日、所属するよしもとクリエイティブ・エージェンシーが発表した。10日に腹痛を訴えた福田は診察の結果「急性すい炎」と診断、そのまま同病院にカード入院した。退院及び仕事復帰時期は未定で、福田は「この度は、みなさまにご心配、ご迷惑をおかけして申し訳ございません」と陳謝した。

 

相方の徳井義実は、休養中のギャラを「全て折半する」といい、福田は「本当に良い相方に恵まれたと病室で幸せを再認識しています」と感謝。留守を預かる徳井は「ゆっくり治してほしいです」とコメントした。

 

 

抗がん剤を微小カプセルに入れて、抗がん剤が効きにくいがん細胞に直接届け、増殖を抑えるとともに細胞内で働く様子を観察することに、片岡一則・東京大教授らのチームが動物実験で成功した。6日付の米医学誌に発表した。

 

 抗がん剤の多くは、使い続けるうちに薬の働きを抑える物質が細胞内に作られるなどして効きにくくなる。同チームが開発した手法はこうした薬剤耐性がんにも有効で、患部に直接届けることから副作用も軽いという。欧州では人への臨床試験も始まっている。

 

 チームは、高分子で作った直径約40ナノメートル(ナノは10億分の1)の微小カプセルに抗がん剤を入れ、その抗がん剤に耐性を持った大腸がんマウスに注射。カプセルががん細胞内で壊れる様子が観察できた。同じ耐性を持つマウスに、抗がん剤をカプセルに入れずに投与したところ、25日後にがんの体積が約50倍に増えたが、カプセルに入れて投与したマウスは約2倍にとどまった。

 

 カプセルは細胞内の核の近くで壊れて薬を放出するため、薬の働きを抑える物質の影響を受けにくいと考えられる。