「あのさ~専業主婦なんだから、最低限やってくれないかな。体重も増えてきてるし明らかに野菜不足だし。しかも昼夜逆転じゃん。気になって寝れないしさ。少し改善してくれないかな?」



この言葉に嫁は突然切れた。。。



「じゃあ私の楽しみは何なのよ!自分は会社行って刺激受けて昼は外食して皆とワイワイやったり飲みにいったりしてるじゃん。私は楽しむなって事?」



「そこまでは言ってないだろ」



「言ってるのも同じ。だいたいあなただって家の事何もしない!!!」



「専業だったらある程度はやってくれよ」



「そんなこと言うのって今時流行らない。お互い助け合ってやるのものでしょ!」



いかん。嫁ペースだ。



「話が逸れてる!どうせ家事にも飽きてきたんだろ?ったく我侭なヤツだ」



いよいよ私も毒を吐く。嫁は平然と言ってのける。



「人より少し給料が高いからって威張らないでくれる?なんでそんなに言われなきゃならないの?会社では偉いかもしれないけど家ではただのオトコでしょ」



得意のパターンだ。



噛み合わない。



細かい喧嘩はこれまで沢山あった。



しかしその度何で噛み合わないのか考えさせられる。



そのことについて聞いたことがある。



嫁の言い分はワタクシの説明、話の仕方が悪いそうだ。



ワタクシは「喋り」にはそれなりの自信がある。



多少語彙は少ないかもしれないが喋るのが仕事、言い換えれば



しゃべりのプロに平然と言ってのける嫁は。。。



ワタクシは今日も話すのを止めた。



私はある程度の「放置」を決め込むことにした。



そのほうが波風立たない。



今となっては後悔の一言に尽きる。


そして。。。

結婚2年を過ぎた頃、彼女から一つの提案があった。



それは思いがけなく、ワタクシは少し戸惑った記憶がある。



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仕事を辞めた嫁は専業主婦になった。



ワタクシの仕事も順調で決算期にはいよいよサラリーマンの



最高位の役職を手に入れることになった。



逆に家庭生活は順調というより悪化の一途であった。



職を持っていたときには手を抜きがちだった家事を嫁なりに



頑張ってやるようになった。



が、温めるだけの生協製品が大半を占める。



当初は「そこそこ美味いじゃん」程度に答えていたら、



続く続く生協商品。お茶のペットボトルも箱買い×2箱。



おかげで増えましたよ体重。結婚して2年弱で70kgを



達成してしまう。完全な野菜不足。偏った食生活の代償は



即座に数字となって表れた。いや、数字だけではない。



お腹もそうだ。今で言うメタボリック状態。



即座にお願いする。



「明日から野菜も入れて。それと酢の物もあったら嬉しい」



「それだったら早く帰ってきて規則正しく食べたらいいじゃん」



また微妙に噛み合ってない。。。心の中でつぶやく。



「確かに食べるのが遅い分しょうがないけど、今は出来ることからやっていけばいいと思うんだけど」



翌日から食生活が変わるかと思ったが変わらなかった。



そしてワタクシは離婚するまでの10数年間、酢の物なんて



食べたことがない。家での揚げ物なんてもってのほか。



焼肉は当然外食。



家にいるはずなのに土日いずれかの夕食は外食。



エンゲル係数は恐らく町内1番だっただろう。



そしてその頃厄介な事態が起こる。ではなく始まる。



趣味でホームページ制作を始めたのだ。



素人に毛が生えた程度の知識なのだがやりだしたら



止まらない生活で昼夜逆転生活が始まったのである。



私が帰宅すると既にカチャカチャガチャガチャ。



夕食の準備は無い。風呂も入っていない。



夜中にやられて音が気になり寝れない。



当然のことながら夜の生活もない。



数日は我慢したが2週間ぶっ続けでやられた週末に



いよいよ話をすることにした。



今思えば本当に冷静に話のスタートを切ったと思う。



まだ分かってもらえると信じているから愛しているからだろう。



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耳を疑った。



言い分を聞くことにした。



「えっ?なんでなんで?そもそも何に使うの?俺お小遣い3万円なんだけど。両親にも金返さないといけないしさ。その金、家には入れないの?」



「私も実家に返さないといけないし、付き合いもある。服も欲しいしこれくらいはかかるよ」



付き合い肯定説が出るとは思いもよらなかった。ワタクシの



お小遣いは前述の通り3万円。付き合いなんて不可能に近い。



実際追加お小遣いを貰ってはいたが給与から考えると少ない



金額と言えた。飲みに行けなく恥ずかしい思いをしたこともあった。



カードすら持たせてもらっていなかったからだ。



ワタクシは嫁の理不尽な発言に対し、初めて声を荒げた。



「俺のものは由実のもの、由実のものは由実のものって事か?それってあんまりじゃないのか?二人で稼いだお金っていう観点はないの?



「じゃあ自分のお小遣い5万にしたら文句ない?」



話が噛み合わない。これは離婚するまでたまに感じることがあった。



質問に対しての答えを言う前に自分からカードを出して黙らせる。



そんな話し方をする人だった。正直この時は若いからまだわかって



ないのかな~程度に考えていた。よく考えれば歳なんて関係ない。



価値観という言葉が一番合うのかも分からないがワタクシには



これ以上は言えなかった。



「じゃあ、実家にも金を返さないとだめだよ」



ワタクシは優しいのか。別れられるのが怖かったのか?



いや違う。絶対おかしい。やめさせるべきだった。



全てのお金の管理をさせるのは。。。。



嫁は1年間勤めた会社をあっさり辞めてしまった。



実家に一銭も返さず、家にもお金を入れず、好きに使った。



甲斐性がある男を目指したかったワタクシは何も言わなかった。



今考えると疑問だ。生活費は全てワタクシ持ち。



どうやったら300万円(税込)のお金を使えるんだ?



初めての不信感が募る。



ワタクシの口座には50万円程度貯めてあったが実はそれも



決して多くないと思った。。。




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