朝井まかて「グロリアソサエテ」 | ソンブーンのブログ

ソンブーンのブログ

ブログの説明を入力します。

2026年10月13日(火)

 

爽やかな読後感を感じた好著でした。

雑誌「白樺」を発行し、日本にフランス印象派やゴッホの絵、ロダンの彫刻を紹介した「白樺」派の中心人物である柳宗悦とその家族、友人たちを柳家の女中の目を通して描いています。彼らの推進した「民藝」運動は今から考えても斬新だと思います。

 

2025年12月、角川発行。384ページ。

 

作品紹介(カドカワのサイトより)

大正十三年、宗教哲学者の柳宗悦が住む京都の家で女中奉公をはじめた少女サチ。ある日、河井寛次郎という陶芸家が柳家に来訪する。英国帰りの陶芸家・濱田庄司も同席し、男たちはすぐに意気投合した。彼らは共に小道具市を巡り、「下手物」すなわち日用の品に自由な美を見出し、それらを「民藝」と名付けた。薄汚れた古布や、埃にまみれた陶磁器に感嘆し、その美を世に提唱する三人の姿に驚かされるサチ。佳き品々に満ちた柳家での暮らしと、美を愛する人々との出会いを経て、彼女自身もやがて「民藝」に魅せられていく。百年前の京都で、新たな美「民藝」の世界を切り開いた人々の情熱と輝きの日々を描く歴史長編。