2026年8月2日(日)
NHK-BSの映画番組「プレミアムシアター」で放映を録画しておいて観ました。
1955年の米喜劇映画。アルフレッド・ヒッチコック監督。ジョン・フォーサイス、シャーリー・マクレーン、エドマンド・グエン等出演。
僕の評価は5点満点で3.7です。
作品紹介(映画コムより)
「泥棒成金」に次いでアルフレッド・ヒッチコックが製作・監督した、死体をめぐるスリラー喜劇。原作はアメリカの新進作家で異色題材を扱うことで知られているジャック・トレヴァー・ストーリー。脚色は、「泥棒成金」のジョン・マイケル・ヘイス、撮影は「裏窓」のロバート・バークスと、いずれもヒッチコック作品ではお馴染みのスタッフの他、音楽はバーナード・ハーマンが担当している。なお、歌曲“旗をふって列車をタスカルーサへ”はマック・デイヴィッド作詞、レイモンド・スコット作曲。主な出演者は、ブロードウェイの舞台でダンサーとしての才能をうたわれたシャーリー・マクレーンの抜擢をはじめ、「北京超特急」のエドモンド・グウェン、「ブラボー砦の脱出」のジョン・フォーサイス、「ダニー・ケイの黒いキツネ」のミルドレッド・ナットウィック、「セールスマンの死」のミルドレッド・ダンノックなど。
ストーリー(映画コムより)
もみじの美しいヴァーモント州の森の中で不思議な事件がおこった。4つになった男の子アーニー・ロジャース(ジェリー・マシューズ)が森に遊びに行って、男の死体を見つけた。村の人々のなかにこの男を殺す動機を持っていると疑われるものがいた。死体はハリーという男だった。映画の主役はこのハリーの死体なのである。死体が発見された時、もと船長であったアルバート・ワイルスという中年の男(エドモンド・グエン)は、兎を射っていて、あやまって殺人を犯したものと信じてしまった。ミス・グレヴリーという中年女(ミルドレッド・ナットウィック)は森の中でハリーに襲われ、ハイ・ヒールのかかとで頭をなぐりつけたので、それが死因であると思い込んでしまった。ジェニファー・ロジャー(シャーリー・マクレーン)という若く美しい後家も、疑われるだけの理由を持っていた。ジェニファーは死体を見つけたアーニー少年の母親で、ハリーはジェニファーの2度目の良人だった。アーニーの父親である最初の良人ロバートが死んだ時、ロッバートの兄のハリーが無理にジェニファーと結婚、ジェニファーはハリーに愛情がないことを知って、ヴァージニアの田舎に身を隠したのだが死体を発見した朝、ハリーが突然訪れてきて家に入り込もうとしたので、牛乳のビンでなぐりつけた。ハリーは眼がくらんで、ふらふらと森の中に姿をかくし、その後死体となって発見された。もう1人疑われる理由を持っていたのはサム・マロー(ジョン・フォーサイス)という青年画家だった。サムはジェニファーを愛していて、ジェニファーもサムに想いをよせていたので、名目だけの良人であるとはいえ、ハリーの存在が邪魔であるのは当然のことだった。こうして、4人のものがそれぞれの立場を考えて、夕方から朝にかけてハリーの死体を埋めたり掘り返したりした。ワイルス船長ははじめに兎とまちがえて射殺したと思ったが、しとめた兎をアーニーが拾っていたことがわかって、自分に罪がないことを知ったし、ミス・グレイヴリーは死体を埋めることをたのんでからワイルス船長と親しくなり、かねてからひそかに想い合っていたことがわかると、晴れて夫婦になりたいと思い、それには埋めた死体を掘り出して正統防衛を主張した方がいいと考えた。サムはワイルス船長に話を持ちかけられて、死体を埋める手伝いをしたが、ジェニファーと結婚するとなると、ハリーが死んだことを明らかにしなければならないので、埋めた死体を掘り出さなければ都合が悪かった。そのうちに、ハリーの死体の靴を盗んだ浮浪者がつかまって、シェリフの手伝いをしているカルヴィン(ロイヤル・ダノ)が活躍をはじめた。ハリーの死体に共通の関心を抱いた4人は相談のあげく死体を森の中のもとの所へ置いて、改めてアーニーに見つけさせようと企てた。この企てはどんな結果になるか。
ストーリー(ウィキペディアより)
紅葉の季節を迎えたバーモント州のある小さな村。少年アーニーが森を探検していると、男が額から血を流して仰向けに倒れているのを見つけ、驚いて家に帰る。
元船長のアルバート・ワイルズは、この森の中で禁じられているウサギ猟をしている。ワイルズも男が倒れているところに通りかかり、自分が撃ち殺してしまったと思って茂みに隠そうとするが、そこにアイビー・グレイヴリーが通りかかる。ワイルズは男が事故で死んでしまったと取り繕い、グレイヴリーに黙っていてくれるように頼む。グレイヴリーはなぜか死体を見ても驚かず、ワイルズをお茶に誘う。
ワイルズが今度こそ死体を隠そうとすると、アーニーが母親のジェニファー・ロジャースを連れてやってきたので、急いで自分だけ身を隠す。ジェニファーは死体に「ハリー、なぜこんなことに」と声をかけるが、なぜか死体をそのままにアーニーを家に連れ帰ってしまう。さらにそのあとグリーンボー医師が読書しながら通りかかり、ワイルズはまた慌てて身を隠す。医師は死体に躓くが、極度の近視で死体に気づかず、行ってしまう。さらに続いてホームレスの流れ者が通りかかり、死体を見つけると彼が履いている靴を盗んでいってしまう。
さらに画家マーロウも死体を見つけてしまうが、その姿にインスピレーションを得て似顔絵をスケッチする。ワイルズは彼に一部始終を説明し、マーロウはジェニファーがどうするつもりかを確認してから埋めようと提案する。
マーロウはジェニファーに好意を感じている。彼女に山の死体のことを話題にすると、彼女は「あれは夫だ」と事もなげに言う。アーニーを身ごもった後で再婚した相手だが、反りが合わず彼の元を逃げ出したが追ってきたので、牛乳瓶で殴ったら錯乱して森に入っていったとのこと。
マーロウとワイルズは森に戻ってハリーの死体を埋めてしまうが、そのあとでワイルズは自分が発砲した弾数からハリーを撃っていないことに気づき、せっかく埋めた死体を掘り出して額の傷が鈍器で殴られたものであることを確認する。一体誰が殺したのだろうと考えるがわからず、また死体を埋め戻す。
ワイルズがグレイヴリーを自宅に招くと、彼女は男を殺したのが自分だと言い出す。外を歩いていたらいきなり彼が自分のことを妻だと言って襲ってきたので、もみ合ううちに靴のかかとで殴ったのだと言う。ワイルズが既に死体を埋めたというと、グレイヴリーはあれは正当防衛だったから恐れることはないと考えを変え、彼を連れて死体を掘り出しに行く。そしてジェニファーの家にマーロウが訪ねているところに二人も合流して事情を話すが、たとえグレイヴリーが正当防衛だったとしても、死体が出てくるとジェニファーがハリーと結婚していたということも公になってしまうということに気づき、4人は再び山に戻って死体を埋め直す。
ウィッグス夫人の雑貨屋に大金持ちが再び訪れ、マーロウの絵を全部買い取ると申し出る。マーロウは高値をふっかけようとするが、思いとどまって村のメンバーたちの欲しい物をリクエストし、ジェニファーに求婚する。その後、保安官補カルヴィンが帰宅し、流れ者が死体から靴を拾ったらしいと言って州警察に電話し始める。マーロウら4人は相談し、ジェニファーとマーロウが結婚するにはハリーの死を公にしなければならないと覚悟を決めて再度死体を掘り出し、死体と衣服の泥を落とすためにジェニファーの家に運ぶ。
4人が洗った衣服を乾かしているところにグリーンボー医師が訪ねてきて、ハリーの死因を心臓発作であると診断する。ジェニファーに牛乳瓶で殴られて錯乱し、グレイヴリーを間違って襲うが靴で殴られ、山の中に入ったところで発作を起こして死亡したのであった。そうであれば、死体が警察に発見されても4人の誰かが殺人罪に問われることは無いので、4人はハリーに衣服を着せて翌朝再び山の中の元いた場所に戻し、それをアーニーに発見させてカルヴィンに知らせるのであった。