米澤穂信「王とサーカス」 | ソンブーンのブログ

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2022年5月24日(火)

 

「このミステリーがすごい!2016年版」(宝島社)の第1位作品。極上のミステリー小説ですが、作品の舞台がネパールのカトマンズということで、僕の大好きな旅行と異国情緒も楽しめました。未読の方には是非ともお勧めしたいミステリー小説でした。

 

2018年8月、東京創元社発行。472ページ。

 

作品紹介(東京創元社のサイトより)

『さよなら妖精』の出来事から十年を経て、高校生だった太刀洗万智は、異邦でふたたび大事件に遭遇する。絶賛を浴びた『満願』を超える、現在最注目の著者の最高傑作長編!

 

ストーリー(ウィキペディアより)

2001年6月1日、新聞社を辞めてフリーの記者になったばかりの太刀洗万智は、知人の雑誌編集者から依頼されたアジア旅行特集の事前取材のためにネパールの首都・カトマンズへやって来た。宿泊するトーキョーロッジには、日本人の元僧侶の八津田とアメリカ人大学生のロブ、インド人の商人・シュクマルが泊まっていた。太刀洗は現地で知り合った利口な少年・サガルを気に入り、彼にガイドを頼み、取材を始めようとした矢先、王宮で国王をはじめとする王族8人が皇太子に殺害されるという大事件が勃発する。

街に不穏な空気が漂う中、太刀洗は取材を開始する。ロッジの女主人・チャメリの夫の知人の軍人、ラジェスワル准尉が王宮に配属されて、事件当日も王宮の警備に当たっていたことを知った太刀洗は、チャメリを通じて取材を申し入れる。しかし、6月3日にラジェスワル准尉に会えたものの、国王の死という国の悲劇を他国民の娯楽のために伝えるつもりはないと拒否される。

翌日4日、真実を知り伝えるという記者としての信念が揺らぎながらも取材を続ける太刀洗は、警官隊の民衆への発砲と粛清から逃れて行き着いた空き地に、背中に「INFORMER」(密告者)と刻まれたラジェスワル准尉の死体を発見する。警察の取り調べを受けたものの、すぐに無実が確認された太刀洗は、捜査官に疑問を告げる。ラジェスワル准尉が密告者として殺されたのなら、なぜ自分は無事なのかと。