櫛木理宇「赤と白」読了 | ソンブーンのブログ

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2022年4月5日(火)

 

作者の作品を読むのは2冊目です。本作品を読んで、人間は鬱積を溜め込んで、我慢していると、何かをきっかけに爆発してしまうんだろうな。ということでした。そのきっかけが、雪が原因の停電だったのですね。東京は幸いにそれほど雪に悩まされる地域ではないですが、作品の舞台の新潟県は僕たちの想像を遥かに超える積雪量なんですね。

 

2013年3月、集英社発行。270ページ。第25回小説すばる新人賞受賞。

 

作品紹介

【第25回小説すばる新人賞受賞作】冬はどこまでも白い雪が降り積もり、重い灰白色の雲に覆われる町に暮らす高校生の小柚子と弥子。同級生たちの前では明るく振舞う陰で、二人はそれぞれが周囲には打ち明けられない家庭の事情を抱えていた。そんな折、小学生の頃に転校していった友人の京香が現れ、日常がより一層の閉塞感を帯びていく……。絶望的な日々を過ごす少女たちの心の闇を抉り出す。