川越宗一「天地に燦たり」読了 | ソンブーンのブログ

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2021年10月1日(金)

 

著者の直木賞受賞作「熱源」を読んで、デビュー作も読みたくなりました。デビュー作である本作品は、第25回松本清張賞受賞作でもあります。デビュー作品である本作品を読んで、川越宗一という作家の底知れぬ可能性を見たようなきがします。今後の活躍が本当に楽しみな作家ですねー。

 

2020年6月、文藝春秋発行。398ページ。

 

作品紹介(文藝春秋の担当編集者)

『熱源』にて第162回直木賞を受賞した著者の、第25回(2018年)松本清張賞受賞のデビュー作です。戦を厭いながらも、戦のなかでしか生きられない島津の侍大将・大野七郎久高。被差別民の靴職人でありながら、儒学を修めたいと願う朝鮮国の青年・明鐘。自国を愛し、「誠を尽くす」ことを信条に任務につく琉球の官人・真市。豊臣秀吉の朝鮮出兵により侵略の風が吹き荒れる東アジアを、三つの視点から克明に綴る本作は、これがデビュー作とはとても思えないほど巧みな構成。物語の魅力に満ちています。島津の侍大将、朝鮮国の白丁、琉球国の官人など、それぞれのキャラクターが作品内にしっかりと息づき、一気読み必至、読了後は、清々しい爽快感が胸に残ること間違いありません。