池井戸潤「七つの会議」読了 | ソンブーンのブログ

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2020年10月5日(月)

 

よくできた作品でした。本作品のテーマは、会社の組織がらみの不正隠蔽です。数年前から特に大企業による不正隠蔽がニュースになっています。本作では、それを内部から切り込んでいます。NHKのテレビドラマにも映画にもなっているようですが、納得の内容です。

 

最終章である第八話「最終議案」で、本作品の主人公が呟く言葉が作品を締めくくるに相応しいと共感しました。

 

「虚構の繁栄か、真実の清貧か」

 

2016年2月、集英社発行。494ページ。

 

作品紹介(日本経済新聞のサイトより)

迫真のリアリティー! あなたも会社を見る目が変わる!! 中堅メーカーで真面目に働くフツーの人たちがある日、崖っぷちに。「僕はどこで人生を間違えてしまったのだろうか……」筋書きのない会議がいま、始まる。

 

作品情報(映画作品について)

『七つの会議』は2016年刊行の長編小説。都内にある中堅メーカー・東京建電で働く営業一課の万年係長・八角民夫が、トップセールスマンである年下の上司・坂戸宣彦をパワハラで訴えたことから、騒動に隠された謎が社員たちの人生や会社の存在を揺るがしていく、というあらすじだ。

入社当時は敏腕営業マンだったが、現在は「居眠りハッカク」の通称を持つ「ぐうたら社員」の八角民夫を演じるのは野村萬斎。社内の絶対権力者であり営業部長の北川誠役を香川照之、パワハラ騒動後に営業一課長として抜擢されるも成績を上げられずにとまどう営業二課長・原島万二役を及川光博、部長の北川が全幅の信頼を寄せるもパワハラ騒動で異動になる坂戸宣彦役を片岡愛之助が務める。

また、過去に東京建電と取引のあった老舗のねじ製造工場の四代目・三沢逸郎役の音尾琢真、営業第一課が扱う製品のねじを一手に製造している東京建電の下請け会社社長・江木恒彦役の立川談春、東京建電の親会社であるゼノックスの代表取締役社長・徳山郁夫役の北大路欣也がキャストに名を連ねている。監督は『私は貝になりたい』の福澤克雄。福澤はTBSドラマ『半沢直樹』など、池井戸作品のドラマ化を多く手掛けてきた。

野村萬斎は「私自身、初のサラリーマン役。それでいて、八角は一癖も二癖もある決して平凡ではない役どころなので、演技すること自体が新たな挑戦だなと思います」とコメント。香川照之は「相変わらず男臭いキャストが満載のこの福澤組に、どんなたおやかな風を野村萬斎は吹き込むのか?」、及川光博は「『半沢直樹』以来の池井戸作品の出演となります。いただいた脚本がとにかく面白く、今作の一部として機能できることにワクワクしています」と語っている。