2019年12月21日(土)
作品の上篇を読み終えて、下篇も読んでみたいと思っていました。長崎のやくざの親分の長男として誕生した主人公が、父を中学生の時に惨殺されて、歌舞伎の世界に入り、努力を重ねて、その世界の入り口に立ったまでが上篇でした。
下篇では、精進を重ねて、人間国宝に上り詰めるまでです。
人に一生は順風満帆な人もいる一方、主人公のように波乱万丈な人生もあるのですね。
2018年9月、朝日新聞出版発行。353ページ。
作品紹介(朝日新聞出版のサイトより)
1964年1月1日 長崎は料亭「花丸」
侠客たちの怒号と悲鳴が飛び交うなかで、
この国の宝となる役者は生まれた。
男の名は、立花喜久雄
極道の一門に生まれながらも、この世ならざる美貌は人々を巻き込み、
喜久雄の人生を思わぬ域にまで連れ出していく。
舞台は長崎から大阪、そして、オリンピック後の東京へ。
日本の成長と歩を合わせるように、技をみがき、道を究めようともがく男たち。
血族との深い絆と軋み、スキャンダルと栄光、幾重もの信頼と裏切り。
舞台、映画、テレビと芸能界の転換期を駆け抜け、数多の歓喜と絶望を享受しながら、
その頂点に登りつめた先に、何が見えるのか?