2019年5月23日(木)
某小説雑誌の特集で、3人の若手ミステリー小説作家の対談があり、その内の2人の作家が本作品を読んで、ミステリー小説作家になろうと思ったという記事を読んで、本作品を読んでみようと思いました。
本作品は1995年の江戸川乱歩賞受賞、翌1996年の直木賞受賞作品です。乱歩賞・直木賞のW受賞は史上初です。
さすがに選考委員全員が満場一致で乱歩賞受賞を決めた作品だと感じました。ユーモアがあり、物語の展開スピードもメリハリがあり、最後の結末にも驚かされました。
2014年11月、文春文庫。383ページ。
作品紹介(ウィキペディアより)
アル中のバーテンダー・島村は、20年前のある事件がきっかけで、名前を変え、過去を隠して生活していた。
穏やかな秋の日、新宿中央公園。いつものように、朝から公園でウイスキーを飲みながらウトウトしかけたその時、突然爆音が響いた。何らかの爆発物が爆発し、死傷者が多数出る。
事件の被害者の中に、かつて学生運動で共に闘った友人・桑野や、3カ月だけ同棲したことのある女性・優子が含まれていたことを知る。かつて桑野と島村は、爆弾事件を起こし、警察に追われていた。爆発現場に置きっぱなしにしてしまったウイスキーの瓶から指紋が割り出され、島村は今回の事件でも疑いがかかることに。否応なく事件に巻き込まれ、島村は犯人を見つけようとする。