映画「続・深夜食堂」 | ソンブーンのブログ

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2019年5月21日(火)

 

CSの日本映画専門チャンネルで放映を録画しておいて観た。

2016年公開の日本映画。主演は小林薫。テレビドラマとして人気を博し、映画にもなりました。本作はその続編です。しみじみとした人間味溢れる作品でした。

僕の本作品の評価は5点満点で3.8です。

 

ストーリー

第一話

マスターは夜12時から朝7時頃まで営業している、小料理屋「めしや」を経営していた。人々は親しみを込めて深夜食堂と呼んでいた。御品書きは豚汁定食・ビール・酒・焼酎のみ。後は客から作って欲しいモノを直接聞いて、料理できる物なら作って食べさせるというスタイルだった。

深夜食堂に常連客が集まってきた。皆それぞれ通夜があったらしく、喪服姿だった。赤塚範子も喪服姿で現れるが、通夜があったわけでは無かった。街を喪服姿で歩き深夜食堂で食事を食べる、という変わったストレス発散方法を行っていただけだった。範子以外の客達は、あまり良い趣味ではないと顔を顰めた。

出版社に勤める範子は、難癖ばかりつけてきてウザイと新人作家からクレームをつけられ担当を外されてしまう。さらに、次に担当するベテラン作家からも、仕事を行う前から女性は口を出さないでくれと釘を刺される。範子は苛立ちを抱え、喪服姿で深夜食堂を訪れた。マスターは範子の愚痴を穏やかな表情で聞き、仕事で見返してやれと励ました。

範子が原稿を取りに行くと、ベテラン作家が病死していた。ベテラン作家の通夜が行われ、範子がその手伝いをしていると、石田と名乗る男がやって来る。石田はかつてベテラン作家を担当したことがある編集者だった。範子は石田を連れ、深夜食堂を訪れた。そこで、仕事上の悩みなどを話し、励まされる。それから、範子は喪服を着て深夜食堂に行くことがなくなった。石田と付き合うようになったのだが、ある日刑事がやって来て、石田が香典泥棒だと教えられる。しかも、全国の葬儀場を周り、女性を口説いて回っていた。

範子は再び喪服を着るようになった。やけになった範子は男性の誘われるままついて行ったのだが、ホテルに連れ込まれそうになったときに我に返り抵抗した。警察に保護された範子は、マスターに助けを求めた。さらに、不運は重なり、範子の祖父が亡くなったと連絡が入る。範子はマスターに戻って来ないかもしれないと伝え、実家に帰っていった。その後、範子は婚約者を連れて深夜食堂にやって来た。婚約者とは祖父の葬儀で出会ったらしく、寺の住職として働いている人だった。そして、石田は警察に逮捕された。

 

第二話

深夜食堂に高木聖子がやって来た。聖子は近所のそば屋の女将で、夫を亡くして以来、子供を育てながら、義理の母親と店を切り盛りしてきた人だった。義理の母親が倒れてから、息子の清太が手伝いをしていた。しかし、清太は後を継ぐ気はなく、やる気はなかった。

母が清太と父を比べてダメ出しをしてくるため、清太はウンザリしていた。そのことをマスターに愚痴っていると、清太の父も先代と比べられることにウンザリしており、店でよく愚痴を溢していたことを教えられる。清太の父も店を継ぐ気がなかったのだ。やる気が出たのは、聖子のお腹の中に清太がいると分かってからだった。

聖子が深夜食堂で飲んでいると、隣で話している2人組の女性客の声が耳に入った。その中の1人、木村さおりには年下の恋人がいた。友人は年下の恋人だと心変わりする可能性があるため、不安にならないのかとさおりに尋ねた。だが、さおりはそんな不安な気持ちなどなく、どっしりと構えて年下の恋人と付き合っていた。聖子はそんなさおりの考えが気に入り、一緒にお酒を酌み交わした。

清太は母に恋人と会って欲しいと頼むが、ロクに話ができない内に断られてしまう。そのことをさおりに伝えると、会ってもらえるまで待つと言われる。聖子は戸惑う気持ちをマスターに話した。清太から聞いた恋人の年齢が15歳も離れており、会う気がおきなかったのだ。そこに、さおりが現れ、恋人の母親が会ってくれないと愚痴を溢した。聖子はさおりが清太の恋人とは知らず、親のことなど気にするなと励ました。

聖子とさおりが飲んでいると、清太がやって来る。さおりと清太は顔を見合わせて驚いた。清太は勇気を出して、結婚したい相手がさおりであることを伝えた。聖子は驚きを隠すことができず、そっと店を出て行った。深夜食堂は気まずい空気が漂った。

聖子は清太とさおりの結婚を反対した。もし結婚するなら、親子の縁を切るつもりだった。すると、夫の代わりにするなと清太から反論される。聖子は言葉を詰まらせショックを受けた。聖子はマスターに話をしに行った。すると、マスターからそばを食べて欲しいと頼まれる。そばは美味しくなかった。マスターはそれを聞いて、清太が打ったそばだと明かした。清太は2カ月前から祖母のツテを頼り、そば屋で修行していたのだ。1人前になって母親を楽させてあげるためだった。聖子は泣きながらそばを頬張った。

清太は母に会うため、さおりと共に深夜食堂の店を訪れた。

 

第三話

タクシーの運転手は客として乗せた老婦人(小川夕起子)の話を聞き、詐欺に遭ったのではないかと思い、知り合いの警官の小暮の元に駆け込んだ。夕起子は息子に金を持って来て欲しいと頼まれ、息子の同僚にお金を渡していた。話を聞いた警官は息子に連絡を取ろうとしたが、夕起子が嫌がったため、息子と連絡がつき次第報告をしてくれと頼むに留めた。

小暮は夕起子が朝から何も食べていないことを知り、深夜食堂に連れていった。夕起子は豚汁定食を注文した。その後、夕起子は親切な客達に連れられ、カプセルホテルを訪れた。余りにも狭いため、何だか棺桶の中に入っているような気がした。

夕起子は息子と連絡が取れるまで街に残ることを決め、再び深夜食堂を訪れた。客の栗山みちるは故郷の祖母を思い出し、夕起子のことを放っておくことができず、家に泊めることにした。

夕起子は息子の連絡先や住所など何も知らなかった。ちはるはそれを聞いて認知症の疑いを持ち、小暮に夕起子の親族に連絡を取ってもらうことはできないか相談した。小暮は悩んだ結果、夕起子の住まいがある福岡県警の同期に問い合わせてみることにした。その後、夕起子を騙した男が捕まり、小暮のお蔭で夕起子の義理の弟の哲郎が迎えに来ることになった。

夕起子は認知症を患ってはいなかった。夕起子は夫と息子のかずやを残し、出入りのクリーニング屋と駆け落ちしていた。哲郎はその駆け落ちした男の弟だった。夕起子は風の噂でかずやが東京にいるということを知っているだけで、ずっと会ってはいなかった。哲郎の兄は亡くなる間際、興信所を使ってかずやの連絡先を調べていた。哲郎は兄が亡くなったときにかずやに連絡を取ったのだが、会うつもりはないと言われたため、夕起子には連絡先を知っていることを話していなかった。

マスターは夕起子とかずやを会わせることはできるのではないかと、小暮に漏らした。小暮はかずやの家を訪ね、道に迷ったので現在の場所を教えて欲しいと頼んだ。夕起子はタクシーの中から、小暮とかずやがしゃべっている姿を眺めた。かずやの傍には妻と息子の姿もあった。夕起子は涙ながらにその姿を目に焼きつけた。

夕起子はお礼にと、お金を包んでみちるに渡した。だが、みちるはそのお金を返した。自分がマスターから優しくされたのと同じように、いつか誰かが困っていたら同じようにしたいと思っていたのだ。夕起子は返されたお金を受け取り、微笑んだ。次の日の朝、夕起子は深夜食堂に足を運び、命よりも大切な子供を捨ててしまった後悔の念を話した。そして、助けてくれたマスターに感謝の言葉を伝えた。マスターが最後に何が食べたいか聞くと、夕起子が注文したのは豚汁定食だった。それは、かずやの好物だった。