乙川優三郎「五年の梅」 読了 | ソンブーンのブログ

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2019年5月16日(木)

 

第14回山本周五郎賞受賞。5編の短編時代小説。いずれも味わいのある良い作品ばかりでした。時代設定は江戸時代ですが、人間の生き方には現代にも通じる普遍的なものがあります。人が人を想う気持ちが心に滲みこんできました。

2000年8月、新潮社発行。 249ページ。

 

作品紹介(新潮社のサイトより)

友を助けるため、主君へ諫言をした近習の村上助之丞。蟄居を命ぜられ、ただ時の過ぎる日々を生きていたが、ある日、友の妹で妻にとも思っていた弥生が、頼れる者もない不幸な境遇にあると耳にし──「五年の梅」。表題作の他、病の夫を抱えた小間物屋の内儀、結婚を二度もしくじった末に小禄の下士に嫁いだ女など、人生に追われる市井の人々の転機を鮮やかに描く。生きる力が湧く全五篇。