8月20日(月)
奥山景布子の4作品目です。「とわずがたり」の作品目は知識としては知っていましたが、作者独自の解釈が入った「とわずがたり」とは言え、こういう内容だったのかと本作品を読んで初めて知りました。
男達の身勝手な欲望に人生を翻弄される主人公の母に深い同情を覚えますね。今とは時代が違うとはいえ、いくら高貴の人物であろうと決して許されるものではなく、強く怒りを感じました。
中央公論社発行。260ページ。
作品紹介(中央公論社のサイトより)
後深草院の宮廷を舞台に、愛欲と乱倫、嫉妬の渦に翻弄される一人の女性。遺された日記を初めて繙いた娘の視点から、その奔放な人生を辿る。〈解説〉田中貴子