小説現代3月号 読了 | ソンブーンのブログ

ソンブーンのブログ

ブログの説明を入力します。

5月16日(水)

 

本号は全部で480ページ.特集は、「本を造る!」

一冊の本ができるまでを丁寧に取材して、小説にした安藤祐介「本のエンドロール」がとても良かった。知っているようで、殆ど何も知らなかったことに気付かされました。この本を読んで感動した書店員の方々のコメントが紹介されていましたが、全ての方が僕と同様の感動をコメントしていました。

 

急死された葉室麟が個人的に親しくしていた2人の作家、朝井まかてと東山彰良の対談には、葉室麟という作家が正義感の強い潔癖症の作家であったことが浮き彫りになっていて興味深かった。

 

その対談の直ぐ後に掲載されていた朝井まかての「春天」は、剣道の道に生涯をささげた女性の一途さが奥床しく描かれていて、共感を覚えました。

 

浅田次郎の連載小説「天子蒙塵」第54回に、満州事変の実質的な立案者である実行者である石原莞爾が登場しますが、僕の想像したいたイメージ通りの人物像でした。彼が関東軍を引っ張りまわして、中国で事を起こさなければ、日本の悲惨な第2次大戦参加は無かったと思います。石原の上官達の指導・監督の力不足が残念でなりません。