4日(金)
ホテルは、バンク・オーストリアの本社ビルが立ち並ぶ一角にあったようで、ホテル名にメッセの名があるので、東京有明のビッグサイトのような展示会場のある一角だろうと予想していたのですが、何となく予想通りの雰囲気です。夜は静かだろうと思います。
宿泊ホテル最寄りのウィーン・プラーターシュテル駅は大きな駅で、オーストリア国鉄の運営する鉄道Sバーン、地下鉄1号線、2号線そしてトラムもいくつかの始発駅でもあります。駅構内には、朝早くからスーパー、パン屋、レストラン等も営業しています。オーストリアは、ドイツ同様に、スーパーやお店は日曜日は営業せず、土曜日も営業していない店が多いので、金曜日は買い物を中心にした過ごし方を考えていました。
家内は駅の構内でスーパー(BILLA)を見つけて直ぐに買い物テンションが上がったようで、早速買い物。どの国でもスーパーマーケットは、地元の人の暮らし振りが良く理解できる場所ですね。食料品・日用品・お菓子等じっくりと見た後、土産物になりそうな物、自宅で使いたい日用品等を大量買い。
ウィーン市内の交通機関3日間乗り放題のチケット(17.10ユーロ)を購入。当初はシュテファン大聖堂のある地域に地下鉄1号線で移動する計画でしたが、家内が旅行出発前に予約しておいたフットケア専門店の場所が不安だと言っていたので、まずはその場所の確認をすることにしました。国鉄Sバーンで隣駅であるウィーン中央駅に向かう。駅に隣接した警察署で警察官に場所を聞いて向かったのですが、その途中でナッシュマルクトと思われる市場を発見。この市場の散策後、家内の予約済みのフットケア専門店の場所を確認。
ウィーン中央駅に戻る途中で、別のスーパー(DENNS)にも入って買い物。12.72ユーロ。そして、オーストリア4大パン屋チェーンの一つFelbarでやや遅めの朝食を摂りました。一人7.9ユーロでしたが、内容は驚くほど盛沢山。オレンジジュース、コーヒー、お水、ハム・チーズ、胡瓜、レタス、半熟卵、かご一杯の焼き立てパン数種類。どれも色鮮やかな陶器に乗せられていて、目にも嬉しい。食べきれないパンは持ち帰ることができるか?と訊いたところ、直ぐに紙袋を持ってきてくれて、サービスも抜群。窓際のテーブルで僕と家内が食べているのを見たアメリカ人親子3人が美味しそうだと感じたのか、当初どうしようか迷っていた様子でしたが、娘と母親に父親が説得されて、入店してきました。僕達と同じものを注文したかったようですが、メニューがドイツ語表示で困っている様子。僕達を指さして、彼らと同じものと言えばいいのに・・と思ったのですが、余計なお節介を焼くべきではないと考え、黙って朝食を食べました。予想通り、かごに入ったパンの半分以上は食べきれず、用意してくれた紙袋に入れて持ち帰ることにしました。後になって、あのアメリカ人親子(話からピッツバーグから来ているようでした)に僕達のメニューの名前を教えてやるべきだったと猛省。
朝食を食べ終えて、僕達はウィーン中央駅から地下鉄3号線でシュテファン・スプラッツ駅に移動。駅を出たら、目の前にウィーンのシンボルであるシュテファン大聖堂が聳えているのを目にした時には感動しました。大きさもさることながら、その美しさは一見の価値があります。素晴らしい。この大聖堂から続く3本の通り(ケルントナー通り、グラーベン通り、コールマルクト通り)がウィーン最大の繁華街を形成しています。グラーベン通りにあるペーター教会に入って、その壮麗さに感動しました。
シュテファン大聖堂からオペラ座までの通りであるケルントナー通りがウィーン最大の繁華街で、この通りのチョコレート屋(HEIDL)とドラッグストア(BIPA)で家内が買い物をするのに付き合う。どちらでも結構な買い物になりました。
オペラ座の前には、有名なザッハトルテ発祥のザッハホテルとカフェ・ザッハがあります。こういう有名店に入りたがるミーハーとは一線を画しておきたいという気持ちはありながら、この旅行中でなければ入れないという現実から、一休みを兼ねて、カフェ・ザッハに入りました。いつもは長い行列ができているはずが、僕達の前には2グループのみ。僕達の後に並んでいたアラフォーの日本人女性2人組と一緒に屋外のテーブルに案内されました。周りは日本人だらけ。僕はウィーン風カプチーノのメランジェとザッハトルテを注文。家内はメランジェと別のケーキを注文。ザッハートルテは想像通りの甘さで一つで十分という感じでしたが、メランジェは流石に美味でした。コーヒーのコクがありながら、まろやか。これでチップも入れて27.30ユーロ。少し前にヘビーな遅めの昼食を食べたばかりなので、これが僕達の軽めの昼食になりました。
カフェ・ザッハのメランジェ・コーヒーとザッハトルテ
この後、家内は予約していたフットケア専門店に行くというので、彼女を専門店最寄り駅であるウィーン中央駅までエスコート。そこから暫し別行動。僕はウィーンの3大ターミナルの一つであるウィーン西駅に行ってみることにしました。地下鉄3号線でウィーン西駅に移動。最も最近に開発された地域だけに新しいホテルやビルができていて、まだこれから伸びしろのある地域だと感じました。僕がウィーン西駅に来た理由は、宿泊ホテルの最寄り駅であるウィーン・プラーターシュテルン駅、ウィーン中央駅の3つがウィーン三大ターミナルなので、全てを見ておきたかったということが背景にあります。
家内との待ち合わせは、ウィーン中央駅なので、早めに戻り、中央駅構内のお店・スーパーマーケット内をぶらぶら散歩。
家内と合流した後は、又、シュテファン大聖堂周辺に移動。夕方辺りのこの場所は驚くほどの人込みです。特に団体ツアー客が多いですね。日本では良く見かけますが、ヨーロッパ各地からの団体ツアー客も小さな旗も持ったガイドに先導されてどろどろ歩く姿は日本と同じですね。
本日の夕食場所は、エステルハーズィーケラーという店です。元々は音楽家ハイドンも仕えていたエステルハーズィー伯爵の館だった建物の地下ワインセラーをワインケラーにしたもので、由緒ある空間の雰囲気が店内に満ちています。伯爵の領地で作られた葡萄で自家醸造されたワインが上質だったようで、ハイドンだけでなく、多くの芸術家が伯爵のワインを飲みたいが為に彼の依頼仕事を喜んで引き受けたという話が残っています。家内は白ワインのゲシュプリッターを、僕は赤ワインを注文。料理はグリーンサラダ、ウィーン・シュニッツエル、ポテトサラダ、リコッタチーズ・フライ等。初めて食べるシュニッツエルは日本人の舌にも合う薄味のトンカツという感じで美味かった。ワインで知られた店だけにワインは言うことなし。家内も僕もワインのお代わりをしたことは言うまでもありません。会計はチップも含めて51.30ユーロ。
夕食を終えて、ワインの酔いを感じながら、向かったのはオペラ座前の広場です。春から秋にかけてオペラ座でまさに上演中のオペラを大スクリーンで無料ライブ中継してくれるのです。本日のパブリックビューイングでは、ロッシーニの「セビリアの理髪師」が上映されていました。こういう太っ腹な試みは日本でも行ってくれないものですかね。とても素晴らしい内容でした。
オペラ座地下の有料トイレ
さて、心もお腹も満たされたところで、ホテルに帰るとしますか。


