映画「みなさん、さようなら」 | ソンブーンのブログ

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4月25日(水)

 

東京MXテレビの映画番組「麴町キネマ」で放映を録画しておいて観た。

 

2003年製作のカナダ・フランス合作のコメディ映画。2003年のアカデミー賞で外国語映画賞、カンヌ国際映画祭で女優賞、脚本賞受賞。

人生最後をどう迎えるかをコメディタッチに描いています。

僕の本作品の評価は5点満点で3.7です。

 

ストーリー

ロンドンで証券ディーラーとして働くセバスチャンのもとに、カナダのモントリオールに住む母親から電話がかかってきます。「お父さんの具合が悪いの。帰ってきて」。母・ルイーズの電話に戸惑うセバスチャン。父親のレミは歴史学の教授をしているのですが、頑固で酒好き、さらに女癖が悪く、家族を散々泣かせてきた人物で、セバスチャンはあんな人間にはなるまいと強く反発して生きてきたのでした。しかし母の電話に何かを感じた彼は、婚約者のガエルと共に故郷へと帰ります。社会主義を信奉するレミは、彼自身の信念に従い公立病院の大部屋に入院していました。再会してすぐに喧嘩になる二人ですが、そんな父に最新の治療をうけさせようと考えたセバスチャンは、アメリカの病院で検査を受けさせます。セバスチャンが薄々感じていた通り、レミは手の施しようがないほど進行した末期ガンでした。それでも何とか治療をと考えたセバスチャンでしたが、「アメリカは嫌いだ」と言ってレミはモントリオールの病院に戻ってしまいます。母・ルイーズはそんな父のわがままを受け入れ、最期の時を楽しく過ごせるようにしてくれないかとセバスチャンに頼みます。優しい母の願いを聞き入れたセバスチャンは、病院の経営者や組合を金で買収し、一つのフロアをレミ専用のキッチン付の病室へと改装させます。レミは世界中から友達を呼び寄せ、連日連夜卑猥な思い出話に花を咲かせるのでした。たちまち病室は温かな笑いで満たされていきます。しかし、レミの病状は着々と悪化していました。痛みに耐えられなくなってきたレミのために、アメリカの医師からヘロインが有効だと聞きつけたセバスチャンは、思い切って麻薬捜査局の刑事を訪ねますが、入手先など教えてくれるはずもありません。しかしひょんなことから、レミの元愛人ディアーヌの娘ナタリーが、麻薬常習者であることを知ります。セバスチャンは危険を覚悟でナタリーを父の世話係として雇うのでした。

最期の日々

ナタリーの世話とヘロインのおかげで、幸福感に包まれた最期の日々を過ごすレミ。深夜の病室、ナタリーを相手にレミは、人生を諦めきれない自分自身の本音を語ります。車を買って旅をしたかった、本を書きたかった。そんな風に後悔の念を打ち明けるレミに、ナタリーは「あなたが執着しているのは現実ではなく過去ね」と、語り掛けるのでした。やがて、レミの病状は悪化し、セバスチャンはレミが一番幸せな時を過ごしたという友人ピエールの湖畔の別荘を借り、そこで最期の時を過ごしてもらおうと考えます。友人や家族に囲まれ、楽しく過ごすレミ。喧嘩ばかりしていたセバスチャンとレミでしたが、レミの闘病生活を通じてわだかまりもなくなっていました。レミはセバスチャンに、「お前のような息子を作れ」と言い、強く抱きしめるのでした。そして、セバスチャンの妹で、仕事で太平洋上にいるシルヴェーヌからのビデオメールを受け取ったレミは、家族と友人たちに囲まれ、最期の時を迎えます。ナタリーが点滴にヘロインを入れて間もなく、レミは安らかな表情で息を引き取るのでした。