4月9日(日)
芥川賞候補作を何冊も出している作家です。某小説雑誌で評論家が本作にコメントしていて、面白そうだったので、読み始めました。
40歳過ぎの中年脇役俳優である亀岡拓次(主人公)が映画撮影の為に訪れたロケ地での出来事を読み切り短編小説風に描いた小説です。
僕は特に伊豆・伊東を舞台にした作品が心に残りました。僕は伊東が好きでもう既に10回以上訪れたことがあり、身近に感じたことが親しみを感じた背景にあるのかも知れません。
海に面した岸壁、温泉地に流れるゆっくりとした時間。本作品を読んでいて心がなんとなく和みました。
文藝春秋発行。211ページ。
作品紹介(文藝春秋ブックスのサイトより)
亀岡拓次、40歳。下着泥棒から火宅の作家まで、哀愁漂う男を演れば天下一。傑作シリーズ第二弾の本書では、大女優・松村夏子さんの胸を揉んだり、さっぽろテレビ塔で狙撃されたり、伊東で地元のおっちゃんたちと踊ったり、イカれたTVプロデューサーと保育園のニワトリを追いかけたり。ついに、ポルトガルの海辺の町で、郷愁の酔っぱらいになって……。