小説新潮2月号の巻頭ページに次のような説明があった。
「マーガレット・ミラーの「これよりさき怪物領域」のもじりで、原題はBeyond this pioint are monstersになる。初めてこのタイトルを知ったとき、その原第と邦題のセンスに感動した。今立っている場所のほんの一歩先、地続きの世界に、何かしらこの世ならざるものが存在しているような、そんな感覚を覚えたからだ。足下にある見えない境界の向こう側に、人ならざる者や、非日常の世界がある。何気なく生活していると見過ごしてしまうそれらを知ることで、現実世界はあっけなく見え方を変えていく。
ミステリーは、その見え方を変えるための、格好の補助線なのではないだろうか?」