2月11日(火) 寒いですね。
全 426ページ。今回の特集は、「恋人の聖地」で7人の作家が、或る場所を舞台にした恋愛をテーマにした短編を書いています。それぞれが趣向を変えて、面白い企画だとは思いましたが、7つの短編のいずれも凄いというものは無かったのが残念。
青山文平死の「乳房」と野口卓氏の「猫と火鉢」の時代劇短編小説はどちらも完成度の高い内容だった。
「乳房」は、タイトルから官能小説のように思うかもしれないが、江戸時代の女性の生き様を描いた時代小説で、小説の締めくくり方も鮮やかで、展開も文体も僕の好きなスタイルだと感じた。
第6回目の原田マハ氏の「暗幕のゲルニカ」は今後の展開が楽しみ。原田氏の美術をテーマにした小説は、どれも素晴らしい。