元気を出そうと先日はモツ鍋を食べました。
ニンニクのパワーを頂きたくて。

我が家には長男(高1)次男(中1)三男(小3)が
います。
この春にまた学年が上がり、
新しい生活が始まります。

長男は小学生の頃から勉強ができ、
通知表も素晴らしいものでした。

次男は小学生の頃から図工が得意で、
勉強には興味がなく、マイペースでした。

三男は長男と良く似ており、
同じようなタイプで、更におしゃべりです。

長男は中学生になっても勉強を頑張り、
いわゆる進学校の高校に入学しました。
そろそろ1年生も終わりますが、
高校のテストや模試でも前向きに取り組み、
テストの結果や模試の順位を報告してくれます。

次男は中学生になり、
初めて定期テストを経験しましたが、
自分の点数や順位には全く関心がなく、
テスト前にもこちらから声をかけなければ、
ノー勉でテストに挑む勢いです。
テスト結果ももちろん想像通りです。

私が自宅で塾を開いているため、
いろいろな生徒が我が家に来るのですが、
生徒が来ると、三男は隣に座って
一緒に勉強しています。

この間、
近所のコンビニの前を車で信号待ちをしていると、
コンビニから仲の良い若いカップルが手を繋いで
出てきました。
よく見ると、長男の中学生の頃の同級生のK君でした。
中学生の頃は仲が良かったので、
お互いの家を行き来して遊んでいました。
K君も中学生の頃から優秀で、
定期テストを競っていました。
当然同じ高校に進学すると思っていましたが、
K君は私立高校を受験し、
一番上の特進コースでの合格が分かると、
公立高校の受験を辞め、早々に受験を終えました。

彼女と手を繋いで満面の笑みで歩くK君を見て、
テストや模試の結果を誇らしげに報告する長男を見て
同じ年の高校生なのに、全く違った生活を送り、
私はもしかしたらとんでもない間違いを
しているのではと不安になりました。
勉強の嫌いな次男と一緒にテスト勉強をしたり、
長男と似たタイプの三男が塾に来る生徒と
並んで勉強する姿に安心したり、
私はとんでもない間違いを
しているのかもしれません。

いい高校に入って、いい大学に入って、
いい会社に入って、なんの意味があるのでしょう。

私は中学生の頃から親から顔を見れば「勉強しろ」と
言われてきました。
勉強から逃げることを許されず、
反抗することもできず、
そのお陰?か、高校、大学に進学することが
できました。
結婚や出産の度に通勤や育児生活が合わずに
会社を変えなければならなかったのですが、
履歴書を提出して筆記試験と面接を受ければ、
必ず採用されました。
ある程度の学歴があれば、
採用のふるいで落とされることはない、
これは事実かもしれません。

でも、自分のレベルよりも遥かに低いレベルの高校に
特進コースで合格し、早々に受験を終え、
私立とは言え、特進優遇の授業料免除で通い、
可愛い彼女と手を繋ぐK君を見て、
これが正解なんじゃないかと思いました。

現在はパートで塾講師をしながら、
家でも塾を開き、
毎日勉強の問題やテストと向き合っている自分が
とても虚しく感じました。
そして、3人の子供に自分と同じ道を
歩かせようとしていることに嫌気が差しました。

こんなふうに思ってから、
子供達には、「勉強なんてしなくたっていい、テストなんて何点だっていい、順位なんて何番だっていい」
と言っています。
不思議と自分を縛り付けていたものが解けたように
心が楽になりました。

もちろん、私は今までの努力がとても力になって、
自分の人生に反映されて幸せな日々を送れています。
だからパート先の塾の生徒にも、
我が家に来てくれる生徒にも、
少しでも力になれるように一生懸命教えます。
ただ、それが全てではないということを
子供達には伝えたいと思いました。

いろいろな生き方があります。
レールを走らせるのではなく、
いろいろなレールを見せてあげたいと思いました。

ずっと考えていたら疲れてしまって、
写真のモツ鍋に辿り着きました。
とっても美味しかったです照れ