久し振りの休日
歩いてみた散歩道
ふと目に留まったショーウィンドーの中
あなたが生前好きだったもの
がむしゃらに働いて
忘れたと思っていたはずなのに
思い出して涙が零れ落ちるのは
まだ前を向けていないからかもしれない

苦しいとき辛いとき
いつもそっと手を繋いでくれた
あなたのやさしさが心に染みて
頑張れていたの
あなたがいれば他には何もいらないって
そんな気持ちだったから

でもね 誰にでもそうやって見せる姿見るたび
心が痛かった
話すたび会うたびに私だけを見て欲しいって
強く願っていた

あなたのそのやさしさのその先に
誰がいたのかな?
私だったらいいなと思う日々に
聞けないまま
あなたは去ってしまったの

何気ないものから 思い出してしまうのは
もう無理だとわかっているのに
まだあなたのやさしさが欲しいからかもしれない

やさしさのその先を知りたいからかもしれない
今年も迎えた 大切な人の特別な日
おめでとう 言えた瞬間 ほらまた思い出が増えた
小さな火を見ながらあなたは何を考えるのかな?
届けよう 心に残ることを 驚く顔が見たいから
出会えた事に感謝して いつまでも漂う 吹き消した匂いに乗せて
歌おう Happybirthday to you
遠く離れていてもいつもそばにいるよ
これからも辛いときや泣きたいときもあるでしょう その時は
黙って抱きしめ合って 支えあおうよ
あなたが幸せになるために
笑顔が絶えぬ日々を過ごせるように
気づけば僕は独りだった
親の顔も知らない いつ生まれたのかも知らない
最初の記憶は真っ暗な中にただただ立っていた
今も変わらず辺りは暗闇で包まれている
だけどあなたに出会った時からそんな日は変わりつつある

名前を貰い誕生日を貰い今までなかったものを与えてくれた
光という一筋のものを心に届けてくれた
あなたに僕は何ができるでしょうか?
恩返しができるときがくるのでしょうか?

そんなある日泣いている人がいた
蹲りじっとしていた 笑顔が素敵なはずなのに
何もかも忘れて真っ白になりたいと言う
微かに聞こえた声に驚きと戸惑いが入り混じる
あんなにも輝いていたのに人が変わってしまったみたい

人生を変えてくれた生きていることの意味を教えてくれたあなたの
全ての苦痛や悲しみから少しでも守れるのなら
僕が力になるべきではないだろうか
沢山のことを知った今ならできるだろう

そっと寄り添い手を握り
そばにいよう
あなたが望むまで...

僕にしてくれたように ずっと...