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写真のテーマは、



『また会おう。』



どうもko-daiです。



今日は、先月行った宮崎県での閉校ライブについて書こうと思う。



先月2月25日に、今年で閉校になる【宮崎県 都城市立 四家中学校】で、ソナポケ課外授業をさせて貰った。



きっかけは、平成の大合併や過疎化などで、閉校や廃校が相次いでるっていうニュースを見た時、『俺らで何か出来ないかなぁ。』と思って…


ソナポケ皆で話し合った結果、『閉校や廃校になる学校にライブしに行きたい!!』ってなって、スタッフさんに話してHPで【閉校・廃校ライブ】を募集して貰った。



そこに、四家中学校の関係者の方から応募があったのが始まり。



四家中学校は、全校生徒が5人で全員が女の子。



三年生が三人


一年生が二人



澄んだ空のような心を持つ、本当に純粋な5人だった。



2月25日。



冬晴れ。



飛行機で一路宮崎県へと飛び立った。



到着すると、そこには一足早い春が訪れていた。



期待感に胸を膨らませ、バスに揺られる事2時間、周りの景色に緑が増す。



そんな緑に囲まれた小道を抜けると、四家中学校が見えてきた。



ずっと都会で育って来た俺にとって、そこは映画などで見るような場所だった。



空気も空も景色も、何もかもが澄んでいて、目に余るほど美しく見えた。



到着して早々に、四家中学校の校長先生や関係者の方に挨拶を済ませ、課外授業の用意に取りかかった。



そして…



いざ課外授業の時間。



自分でも驚くほど緊張していた。



『果たして生徒達は、俺らを受け入れてくれるだろうか。』



少しばかり不安も生まれた。



でも、

教室に向かう廊下で、eyeronに『楽しんで、皆で笑顔になろうぜ。』と言われ、

緊張や不安よりも、自分達が願っていた事が実現出来る喜びを噛み締めた。


教室に入ると、生徒達も緊張感してるのが伝わって来た。



そんな緊張感の中、課外授業はスタートした。



最初、



テンションの差で、少しばかり空回りはあったものの、すぐに打ち解け合い笑顔が溢れた。



色んな話をした。



世間話、


学校の事、


閉校について、



色々と話した中で俺が一番印象に残ってるのは、夢の話。

『将来の夢は?』


この質問に対して、生徒達は一人一人それぞれ答えてくれた。


『園芸の仕事をしたい。』

『介護士になりたい。』


『パティシエを目指します。』


『看護士になりたい。』


『医療に携わる仕事についたい。』


世間では、夢を持ってる子供が少ないと言われてるけど、この5人には明確な未来像があった。


そして、そんな夢を乗せて十年後の自分達へ書いた手紙を、タイムカプセルに入れて、校庭にある四家中学校の記念碑の横に埋めた。


10年後の2月25日…



また集まって、タイムカプセルを掘り起こそうと約束して。



埋めた後、皆に向かって『10年後もソナーポケットとして活動できてる様に頑張るよ。』と誓った。



その後、少し休憩を挟んでライブの時間。



ソナーポケットとして初めて作った曲

『going my way.』



俺らのデビュー曲

『Promise』



そして、この課外授業のきっかけとなった曲

『友達に贈る歌』



生徒達にとって、生まれて初めて見るライブ。



5人に見守られながら教室で熱唱した。



思いが届いたのか、泣いてくれる子も居て、俺もeyeronも歌いながら涙が出てしまった。



ライブが終わると、生徒達から『太鼓の演奏』&『校歌斉唱』&『手作りクッキーと花束』の、サプライズプレゼントを貰った。



全てが温かく、全てが胸に染みて、ホントに感動した。


『閉校』という言葉は、一見すると“寂しい”とか“悲しい”というイメージがある。


だけど、ネガティブな事では無く、友達が増えたり、新しい選択肢が増えたり、実は前向きな事なんだと伝えたかった。



四家中学校の校長先生も、『門が閉まってからがスタートだから。』と言っていた。



あの日 あの場所で出会えた5人の生徒。



純粋で優しく、真っ直ぐな心を持つ彼女たち。



ホント出会えて良かった。



アーティストで良かったと思った。



10年後、

またあの場所で会える様、
これからも頑張るよ!!!


2月25日、携わってくれた全てのスタッフさん



そして



四家中学校の皆



本当にありがとう。