久々にリスニングの大変さを味わいました。

日本フィルの指揮で来日中のハルトムート・ヘンヒェンさん。
とってもジェントルマンで、かっこいいのよ~私の周りでは、カラヤンに似てるとか、ハリソン・フォードに似てるとか、雰囲気がサイモン・ラトルに似てるとかの声あり・・・共通項は「オーラをまとったスター」ですか。
彼のサイトはこちら。ドイツ語ですが本人がしゃべる動画も載ってます。

日本フィルさんは、定期の会員と該当コンサートチケット購入者を対象に「マエストロサロン」という指揮者のトークを定期的にやっているのですが、今日はこのヘンヒェンさんの回。今週末彼が指揮をするシューベルト7番とブルックナー9番について、ものすごーく面白いお話をなさいました。

が、すみません、今日はその面白いお話の内容じゃなくて、ドイツ語リスニングをしてて思ったことを。
(ごめんね~ほんとはお話の内容も書きたいんだけど、すっごく長くなっちゃいそうなので。後日今日の様子が日本フィルのサイトに載るらしいので、そしたらここにリンク追加します)
*追記9/12 当日の音声アップされました。こちらをどうぞ。

ヘンヒェンさんのドイツ語は正統 Hoch Deutsch(ホーホドイチュ = high German)、エリア的には北ドイツ中心の、高い教育を受けている人のスタンダードな美しい発音。彼はドレスデンのご出身なので、あっち方面の方言を知らない私は「ドレスデンってそんなホーホドイチュなのですか?」と聞いたら、ドレスデン固有のアクセントはむちゃくちゃ訛りが強く、他地域のドイツ人でもわからないくらいだそう。でも彼のご両親がホーホドイチュをしゃべる人たちだったのと、教会聖歌隊で育った=高い教育を受けたので、そういうちゃんとしたしゃべりが身についたんだそうです。
(ちなみにこの会話は英語ね)

ものすごくクリアでわかりやすい発音、このままドイツ語教材にしてしまいたいような話し方をなさるので、「おし、どのくらいわかるか挑戦だー!」と自分にチャレンジ。

ちなみに私のドイツ語歴は、まず、高校時代ドイツに住んでいたbut英国人学校に行ったので、この3年はわけわからず音ばかりを聞いていた時代。その後東京の大学でドイツ語を専攻し、4年間しゃべりも書くのもかなりガッチリやらされました。が、卒業と同時に渡英してしまい、以後使うことはほとんどなく、錆びきった状態。

なので、本場で音ばかりを聞いていたのはズルとしても、「昔わりとやってたんだけど今は全然ダメ」な具合が、若い頃しっかり学校英語をやったけど使ってないから全部忘れちゃって今もう一度習いたいの、という多くの英語学習者にちょっと似ているってわけです。
私の生徒さんにもリスニングの訓練はするので、どんな状態・心境かがわかるかな~、というのが本日のねらいです。って何しに行ってんだか

クラシック音楽という得意分野ではありますが、ネタは私の知らない話がほとんど。ヘンヒェンさんの発言を必死で聞いて、直後の通訳さんの日本語で答え合わせ。

はあ~平均6割ってとこですかね。その6割も出方がいろいろで、なんとなく大筋でわかっていたつもりなのが相当虫食いで実は話がちゃんとつながっていなくて、通訳を聞いてはじめて「おおそんなことも言っていたのか!」と思うケースと、センテンスごとにはかなり確実におさえていて、でも全体の中で2文ほどわかってなかった、というケース。同じ打率でも出方が違うんですね。まだらというか。おもしろいもんですね。で、これがたまに9割くらいになると「よっしゃ!」と。

ただ、英語や日本語でこの手の話を聞くときのリラックス度とは雲泥の差で、必死だからアタマがすぐ疲れるらしい。トークも30分を過ぎるとしょっちゅう集中力が途切れるんですよ。そうすると、ただでさえわかってないものをどんどん取りこぼす。日&英のときは、なんとなく聞き流していても頭のどこかでちゃんとキャッチしていて後でまとめて理解できる、みたいな再構築機能があるのね、と実感。
マエストロのお話に「うんうん」と頷いていたかと思えばポカーンとしてたり、彼がこちらを見てらしたら「不思議な反応だ」と思われたに違いない。

と、自分のリスニング機能をチェックしつつも、お話の内容にいちいち「おお~!」と感動。このお話を聞いた今、それぞれ全曲通して聞くのが楽しみです。

あ、通訳さんも素晴らしかった!とっても高い日本語能力。聞きやすかったです。

コンサートは今週12日(金)午後7時開演と13日(土)午後2時開演、どちらもサントリーホールで。詳細はこちら

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今週はある外国人指揮者さまのお付きの者の favourite です。
といいつつ昨日も今日もレッスンで教えてきましたが。
明日は別のアーチストのインタビュー通訳も入りそうで、相変わらず「英語と音楽」な毎日です。

昨日はお迎えするために早朝から成田に行ってきました。
4時起きだよ・・・ふえ~
前泊@成田、も考えたのですが都合あわず。
家を出たのは5時半ごろ、私にとっては超早朝。こんなに早いのって「何文の得」だろか、なんてことをつらつら考えながら歩いていましたが、

早朝は気持ちいいねっ!

と、至極当然のことを思いましたですよ。

fresh and refreshing.

こんな都心でも空気が爽やか。
そして、心身を爽やかにさせる感じ。

この2つの単語、英和辞典をひくと似たような言葉が並んでいて違いがわかりにくいのだけど、例によってオクスフォード英英によりますと、

fresh は
- not previously known or used; new or different
要するに新しいってことなんだけど、

refreshing は
- serving to reinvigorate someone
- welcome or stimulating because new or different
人を(再び)活気づける働きをするとか、
新しいものあるいは違うものという理由ゆえ刺激となり歓迎されるもの、
ってかんじ。荒っぽい訳ですが。

この2つ目の(welcome or...) はよく仕事の場でも聞かれましたねえ。プロジェクトや会議が行き詰っているときに新たな視点からの声が出てきたり、はたまた予想通りに事が運ばないところ(=イギリス)で何かが例外的にうまくいったりすると、おお~それはrefreshingだね、とか。

話はそれましたが、朝5時半のウチの周りは、newでrefreshingでstimulatingで、とってもreinvigoratingなのでありました。というわけで、やはり三文の得、ということにしておきましょう。

4時に起きていながらなぜ5時半まで家を出ないのだ?というツッコミはナシでね。


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もう9月!早いね~。

いろんなレベルの方に英語をお教えしていると、自分が習っていた頃の記憶がどんどんよみがえってきます。

小学生のころ、同級生5人で教わっていたお稽古英語のクラスでは、音声、文法、読み、と、チビッコながらにいろんな方面からガッチリ習っていたのですが、読みのテキストとして使っていたのがLadybird の Peter and Jane シリーズ。

文庫本くらいのサイズのこの本、見開きの右側ページに絵、左側に文字、というレイアウトなんですが、一番やさしいレベルのは1ページに大きい文字で、

Here is Jane.

しか載っていません。

で、次が "Here is Peter."

その次が、"Here are Peter and Jane."

そんな遅々としたペースですが、上級本になるにつれ文字も増え、文も複雑になっていく学習本。
Amazon.co.uk のレビューはこちら。70年代以来長年のスタンダードであるのがわかります。

先生はこれを小1の我らに読ませるときに、必ずリエゾンしなさい、とおっしゃる。
リエゾン、つまり母音で始まる単語は、直前の単語の終わりの子音とつなげなさい、と。
ヒア・イズ、ではなく ヒヤリズ、
ピーター・アンド・ジェイン、ではなく ピーターランジェイン。(and のdは聞こえない)

楽譜のスラーみたいなのを、本のあちこちに書き込まされました。おかげで早くからリエゾンさせるクセはつきました。

とはいえまだ小学生、読むだけでも必死です。1ページに2センテンスくらい登場するレベルになったあるとき、レッスン中にみんなで朗読していたら私たちのとつとつとした読み方が気になった先生いわく、

「うどんのようにツルツルと読みなさい!」

あはは~うどんのようにだってー、とみんなで笑っていたのですが、そのグループのひとりがなんとテキスト本の中に、「うどんのようにつるつると」と書き込んだんですよ。それもどういうわけか縦書き。その光景がインパクト強すぎて、いまだに忘れられません。

長じて彼女は英語がとても上手になり、ツルツルとしゃべっています。


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