イギリスのオクスフォードやケンブリッジなどの大学は、Collegeと呼ばれる学校、いわば規模の小さい大学がいくつも集まったものを総称して、Oxford University とか Cambridge University と呼んでいます。ロンドン大学もそう。それぞれのカレッジ(てゆーかイギリス人が言うとコレッジに近いんだけど)には独自のカリキュラム、独自のカルチャーがあります。
でもロンドン大学にはなくてOxbridge(オクスフォードとケンブリッジ両方、のことね)にあるのが、聖歌隊カルチャー。各コレッジには立派なチャペルがあり、そこで歌う聖歌隊員は大学の学生はもちろんのことですが、小学生から参加でき、子供たちもそこの聖歌隊員 chorister として長年歌い続けます。イギリスの音楽文化にとって非常に大事な場で、こういうところに入れるのは名誉なことでもあります。彼らは教会のミサやお祝いの式典で歌うだけでなく、有名なコレッジの聖歌隊だと海外に演奏旅行に行くことも。
そんな有名コレッジ聖歌隊のchorister として育ったイギリス人2人と、お話しする機会がありました。
ボーイソプラノ時代からソロを歌うような才能のある方たち。お2人ともプロの歌手にこそなりませんでしたが、今でも素晴らしいシンガーです。
そのひとりの思い出話。
「聖歌隊が大きいコンサートをやると、大抵すぐに地元の新聞に評が載るんだけど、あるときボクがソロをやったとき、評論家が何て言ったか早くしりたくて、いそいそと新聞を開いたんだ。
そしたら、なんて書いてあったと思う?『ボーイソプラノのソロは diminutive だった』と。ものすごくガッカリしたねえ。
」
diminutive は、extremely or unusually small (by オクスフォード新英英)。
こういうときに、単に weak とか quiet とか言わないのがいかにもですが、子供がソリストなのに容赦ないわねえ、とビックリ。
そうしたら、もうひとりの元 chorister さんが、彼の経験を披露してくれました。
「diminutive なんてまだマシだよ。ボクがソロを歌ったときは、新聞のコンサート評には『ボーイソプラノのソロは moribund だった』って書かれたよ。
ひどすぎない?」
moribund ってあまりきかない単語かもしれませんが、"[of a person] at the point of death"(出典同上)、つまり「死にそう」と。
ひえ~。そりゃヒドイね。評論家さん、もしほんとにそう思ったとしても、もう少しオブラートに包んだ言い方があるでしょうよ。
イギリスの評論家って容赦ないのねえ、と驚きましたが、逆に言えば子どもの聖歌隊員もプロとみなされている、ってことでしょうね。その環境はとってもうらやましい。
えーと、ワタクシいずれ生まれ変わったらイギリスの男の子になって、Oxbridgeのどこかのchoristerになりたいです。
あ、でもdiminutiveとかmoribundとか言われちゃったら、ヘコむだろうなあ・・・・・・。
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でもロンドン大学にはなくてOxbridge(オクスフォードとケンブリッジ両方、のことね)にあるのが、聖歌隊カルチャー。各コレッジには立派なチャペルがあり、そこで歌う聖歌隊員は大学の学生はもちろんのことですが、小学生から参加でき、子供たちもそこの聖歌隊員 chorister として長年歌い続けます。イギリスの音楽文化にとって非常に大事な場で、こういうところに入れるのは名誉なことでもあります。彼らは教会のミサやお祝いの式典で歌うだけでなく、有名なコレッジの聖歌隊だと海外に演奏旅行に行くことも。
そんな有名コレッジ聖歌隊のchorister として育ったイギリス人2人と、お話しする機会がありました。
ボーイソプラノ時代からソロを歌うような才能のある方たち。お2人ともプロの歌手にこそなりませんでしたが、今でも素晴らしいシンガーです。
そのひとりの思い出話。
「聖歌隊が大きいコンサートをやると、大抵すぐに地元の新聞に評が載るんだけど、あるときボクがソロをやったとき、評論家が何て言ったか早くしりたくて、いそいそと新聞を開いたんだ。
そしたら、なんて書いてあったと思う?『ボーイソプラノのソロは diminutive だった』と。ものすごくガッカリしたねえ。
diminutive は、extremely or unusually small (by オクスフォード新英英)。
こういうときに、単に weak とか quiet とか言わないのがいかにもですが、子供がソリストなのに容赦ないわねえ、とビックリ。
そうしたら、もうひとりの元 chorister さんが、彼の経験を披露してくれました。
「diminutive なんてまだマシだよ。ボクがソロを歌ったときは、新聞のコンサート評には『ボーイソプラノのソロは moribund だった』って書かれたよ。
moribund ってあまりきかない単語かもしれませんが、"[of a person] at the point of death"(出典同上)、つまり「死にそう」と。
ひえ~。そりゃヒドイね。評論家さん、もしほんとにそう思ったとしても、もう少しオブラートに包んだ言い方があるでしょうよ。
イギリスの評論家って容赦ないのねえ、と驚きましたが、逆に言えば子どもの聖歌隊員もプロとみなされている、ってことでしょうね。その環境はとってもうらやましい。
えーと、ワタクシいずれ生まれ変わったらイギリスの男の子になって、Oxbridgeのどこかのchoristerになりたいです。
あ、でもdiminutiveとかmoribundとか言われちゃったら、ヘコむだろうなあ・・・・・・。