こんにちは、えこぴよです。


製造業で有名な愛知県ですが、実はウズラの卵の生産量が日本一で、7割のシェアがあります。そして、このウズラの卵の大部分を供給しているのが、愛知県豊橋市です。


さて、このウズラの養鶏場で、鳥インフルエンザが確認されたという報道がなされました。愛すべきぴよちゃん達、うずらちゃんの危機です。


愛知のウズラ農場で鳥インフル、弱毒性の可能性高く


> 農林水産省と愛知県は27日、同県豊橋市南大清水町のウズラ農場で飼育されていたウズラから、高病原性鳥インフルエンザウイルス「H7亜型」が検出されたと発表した。


> この農場では現時点で1羽も死んでおらず、同省は弱毒性の可能性が高いとしている。同県は、この農場への立ち入りを制限し、消毒作業などを実施した。飼育されていた32万羽のうち成鳥の28万羽を近く殺処分する。


基本的には、「鳥」インフルエンザは人間には感染しません。例外なのは、東南アジアなどで鳥と人間が共に生活をしているケース、つまり濃く接近しているケースで人間に感染することがあります。


さらに「鳥」インフルエンザが人間への感染を繰り返し、「鳥」から「人」ではなく、「人」から「人」へ、鳥インフルエンザウイルスが感染する様になると、「新型」インフルエンザの発生となります。


これを防ぐためには、「鳥」インフルエンザを封じ込めることに尽きます。養鶏場などで鳥インフルエンザが発生したら、即座に養鶏場を封鎖、感染した鳥、及びその疑いがある鳥を、全て殺してしまうのです。


この範囲を広く、かつ素早く行う事が、鳥インフルエンザの感染と新型インフルエンザの発生を抑える重要な決め手となります。



東南アジアなどでは、養鶏場での大量処分がうまく行えません。その意味が正しく住民に伝わっておらず、また保障なども多くはされないため、殺されるくらいなら食べてしまえ、などの考えが浸透しているからです。そのため、鳥インフルエンザが人間に感染する例が多く確認されています。


今回の鳥インフルエンザが拡大するか、収束するか、それはここ数日の対応で決まります。商業的には、ウズラの卵の一大産地に与える打撃が大きいですが、自体をそこそこで収束させようとすると、余計悪化するのが常ですから、きちんとした対応が望まれます。



以上