こんにちは、えこぴよです。


 コンセプトが明快で、とてもわかりやすい地震対策本を紹介します。非常持ち出し袋の中に入れるべき一冊。地震が起きてから読んでも役に立つ貴重な書籍です。


『非常本』  

『非常本』
本書の紹介(出版元紹介文より)

『災害直後のサバイバル方法、避難生活情報、そして生活再建のための国や自治体による支援の受け方など、被災後に読んでも役立つ、生き残りマニュアルの決定版です。ケガの手当てはどうするか、どこへ避難すればいいのか、瓦礫はどうするか、義援金はどうしたらもらえるか、当面の生活費はどうするか、壊れた自宅はどうするか。被災後に待っているのは、日常生活に戻るためのサバイバルです。非常持ち出し袋の中、車の中、会社のロッカーの中、あるいは靴箱の片隅でも、どこかに1冊備えておけば、そのとき必ず役立ちます。防災は日頃の備えとわかっていても、ついつい後回しにしてしまう人も多いのではないでしょうか。本書は、備えている人にはもうワンランク上の安心を、備えていない人にも被災後にためになる知識を提供します。大地震の後、「今さら言われても遅い!」と思うようなアドバイスは無駄でむなしいもの。生き残ったあなたを助けるのは、被災後に読んでも間に合う情報です。』



本書の内容

 「被災後に読んでも役立つ」をコンセプトに、震災時に「死ななかった」方が、その後の避難、復旧をスムーズに行っていくためのマニュアル本です。「死なない」為の備えについては言及しておりませんが、揺れが収まって、机の下にいる段階の行動から、避難所での生活、その後の住宅再建、生活を取り戻すための様々な方法について、かなり具体的にまとめられております。

 

本書の前半では、地震直後のとっさの行動、応急手当、避難の方法などがまとめられており、後半部では、支援金の受け取り方、住宅が破壊された場合に行うべきこと、行政が行ってくれることなど、なかなか調べることが難しい内容が多く盛り込まれています。



本書を読んでの感想

 表紙からして「非常」時に備えている本ですが、地震に対する事前の備えや、発生時の行動についての内容は他の書籍と比べてやや薄い印象があります。が、震災後に生活を再建していく内容については非常に細かくまとめられていたり、避難時の緊急連絡先を書き込むページや、避難ルートを事前に書き込むページ、切り取って財布に入れておくための防災カードなどのおまけが多く、内容に目を通し、必要事項を記入すれば、非常持ち出し袋に入れておける優秀な「非常本」になるはずです。

 決して呼んで楽しい本ではありませんが、実用性をかなり重視した作りになっていたり、被災後に役立つ情報が豊富ですので、今必読というよりも、一家に1冊、水や食べ物と一緒に保管する発想で手にされるとよいと思います。



『非常本』  

お勧め度(MAX★5)
実用性 ★★★★
読み物 ★
その他 銀色の非常持ち出し袋を常備している方には、★★★★★


編著者 山村 武彦
定価 1200円(税別)
PAGE 全157ページ(実測)
第一刷 2007年4月15日


発行者 佃 由美子
発行所 株式会社アニカ


ISBN-10 4-90196-410-0
ISBN-13 978-4901964104