グリーフケアをしました

娘さんは途方に暮れ

大切な人を失った日から

時間が経つにつれ

苦しさが増しています


後悔


なぜあの病院を選んでしまったのか


病気になったことは仕方がない

いずれ亡くなることも覚悟していた


でも

大切な人をあんなふうに扱われたことが

悲しい

悔しい




小さなことが

ささくれになり

トゲになり


娘さんは不信感を募らせていました


それでも必死に向きあい

自宅で看取りたい

退院させたいと言いましたが


最初は

そんな状態じゃない(悪くない)

まだ治療をやる

と言われ


数日後には

患者さんは話すこともできなくなり


家に帰れる状態じゃないと判断されました


帰りたい

家で看取りたい


その思いは置いてきぼりになりましたが

娘さんの思いが強く

退院の方向で準備をしました


でも退院の朝

医師からは危篤状態で退院できない

動かせないと言われてしまいました


やりとりがあり

退院となり


私がご自宅へ伺いました



私が担当したのは20分くらいでしたが


先生が診断書を書いてくださって良かったと

娘さんは泣いていました




心が落ち着くように

何度もお話をしましょうと


今の私にできること



帰りたい人は

帰れる

ということを病院に知ってもらえるように

もっと在宅医療を知ってもらえるように

医師、看護師さんたちに伝えたい