この患者さんは

いわゆる「頑固じじい」



初診の時

隣に座るまでに

1時間かかりました



話を聞いていて

わかったことがありました

「怖がっている」こと


診断の時

若い医者に上から色々言われ

腹が立ったという話


治療の時

顔も見ずに偉そうに言われ

聞き返す気にもならなかったという話


症状が進んできた時

もうダメだって言われた

という話


怒りながら

怖がっているのだと感じました


そこから月日を重ね

季節は変わり


動けなくなってきました


布団に入ったまま


動けん!と


どうしたい?

どうしようか?


そんな話をしながら


みんなで意見を出し合って


家で過ごすことになりそうです


頑固じじいは

頑固じじいのまま

過ごして欲しい


先生ありがとな

なんて言ってくれるだけで

飛び上がるほど嬉しいですから



良いチームに恵まれました

ずっと一緒です