主治医の代わりに施設訪問
呼吸停止しています
と介護施設から電話がありました
息子さん夫婦が
ベッドサイドに座っていました
私とは初対面です
ご挨拶のあと
診察をさせていただき
診断書を書き
お渡しする
この一連の流れが
ベルトコンベアに乗っているかのように
行われてしまいました
介護施設のスタッフは
私の質問に答えながら
歩みを止めることなく
居室に入り
「先生来られました」
診察
「では診断書を作っていただきますね」
前日には面会にも来られており
状態は把握されていたそうです
が
私は看取りの場で
初対面でも
ここ数日のご様子や
前回の診察時の様子をお伝えし
振り返りながら
最期の時間を共に過ごすようにしています
ベルトコンベアの流れで
気がついたら玄関に到着していました
施設での看取りも
周りの医療・介護スタッフによるのだと
痛感しました