緩和ケアをしていると
持続する苦痛のある患者さんから
「また朝がきた」と
言われることがあります
またこの一日が始まるのか
そう思うそうです
緩和ケア医として
何ができるかいつも考えています
しかし
このような患者さんもたくさんいて
自分の無力さが嫌になります
痛み止めなど
薬では取り切ることのできない苦痛
生きる意味がわからない
目が覚めないことを願う
でも
命は終わらない
終わらせてくれないか?
と頼まれることもあります
すべての苦痛をゼロにすることは不可能ですが
それでも
できることを探して
やっていく
よく話し合って
やっていく
それしかありません