施設への訪問診療の時

施設の看護師さんが帯同してくださいます


最近の様子や問題をあげ

一緒に考えてくれます


治療法を変えたときには

この1-2週間のあいだ

どうだったか

評価し報告してくださいます


そうではない看護師さんもいます


何を聞いても

答えられず

どうだったかな?とか

見てないのでわかりませんとか

ときには立ち去ったりもします


看護管理者の看護師さんは

がん看護専門看護師さんで

癌性疼痛の管理なども

よく学ばれていて


入居者さんの苦痛緩和はもちろん

家族様のケアまでやりたいと思っています


居室に入ると

苦痛顔貌で

足を床におろし

体を動かしています


苦しそうです


でも

帯同している看護師は


「聞いても苦しいとは言いません」


いや、言えないのでは?


察する力も

私たち医療者の必需品


この施設の看護管理者さんに

この話をすると

突然大粒の涙


そうなんです!

私はもっと患者さんの声を聞いて

近くにいきたいんです

やってあげたいことがたくさんあるのに


できなくて


ポロポロと涙を流していました


看護師の教育  

というか

危ないことをしないように監督することに

忙しく

本来の仕事ができないと



がんばれ!