家に居たい
その希望を叶えるために
訪問看護
訪問診療
を導入しました
奥さんは何をどうすれば良いのかわからず
最初は混乱していましたが
ご主人の
「そんなに長くないんだから
家でめんどうみてほしい」という思いに
応えたいと
頑張っていました
ステロイドがよく効いて
食事が摂れるようになり
元気がでたことで
介護の場は明るさを取り戻し
良い方向にいっていました
しかし週末に
他の症状が新たにでてきて
次から次へと
いろいろなことが起こり
「苦しい」「辛い」といった
苦痛がでてきてしまいました
主治医ではなく
当番医が対応し乗り切りましたが
ご家族としては
何が起きているのか説明してほしい
という思いが強く
往診してほしいと依頼がありました
主治医は
電話で病状を説明し
できることはない
これ以上のことを求めるなら受診してください
と
確かに苦痛緩和に必要な薬剤は処方してあり
それを使って症状コントロールしていくしかない
詳しい検査は在宅ではできないことも多く
病院の方が調べられることはある
でも
まず行く
そして診る
が必要だと思います
まして、往診してほしいと
希望されていたのだから
結局
家では無理です
ということになり
緊急で施設に入居されることになりました
その施設では私が担当医になります
苦痛を緩和し
不安を解消し
穏やかな時間を提供できるように
努めていきます