私は12年前に子宮頚がんの手術を受けました
1度目の手術で取りきれず
2回目に大きな手術をして摘出できました
その時の病理検査で
周囲に浸潤していないこと
リンパ管や血管にがん細胞が認められないこと
などから
追加治療は不要と判断されました
その時の私は悲しみの中で
初めて良い話が聞けて
複雑な思いではあるけれど
本当に嬉しかったです
でもその後すぐに
同じがんで、同じ病期の方が
再発や転移で苦しんでいることを知り
怖くなりました
同じように大きな手術を受けていても
抗がん剤や放射線治療を追加でやっていても
うまくいっていない人がたくさんいました
だから
私はがんは治ったとは思えず
ただ、がんは怖いと思い直すことになりました
私が医師として出会う患者さんにも
がん友にも
油断しないで、がんは怖いと
伝え続けています
先日、主治医をしている患者さんが
放射線治療後の診察に行き
「がんは消えた」と説明されて帰宅しました
診察の間隔も大きくあき
次は半年後になっていました
うーん
消えたかぁ
目に見えない細胞レベルではわからないんじゃ?
私はすっきりしません
私は主治医として
また、同じがんサバイバーとして
この方を全力で支えなければいけないと
改めて思いました
もちろん、これまでも在宅医として
全力でサポートしてきました
食べられない状態で退院されましたが
今は食べられるようになっています
寝たきりでしたが
家の中は動けるようになっています
油断せず
でも
無駄に恐れず
正しく恐れて
やっていきましょう