緩和ケア外来に通院していた患者さんが

糖尿病でかかっている病院に行きました


患者さんにとっては

予約通りの通院です


でもがんの進行による変化はでてきているので

事前に最近の体調について

情報提供書も送りました


糖尿病の専門の先生は

血糖コントロールばかりをみていて

入院をすすめました


食事がとれなくなっているので

血糖コントロールも難しくなっています


その病院でがんを診ている先生も

こんなに体調が悪いなら入院しなさい

と入院一択ですすめてしまいました 


先生からは余命1ヶ月という話も

あったそうです


この先生にも事前に情報提供書を

送っていました

ご自宅で過ごしたいと思っていることも

私が対応するつもりでいることも

伝えたつもりでした


結局

患者さんとご主人は

先生の強い勧めというか

先生が決めた通り入院し


慌てて娘さんや他の親戚が

「退院させたいです

訪問診療にきてください」と


がんが進んだとき

一つのことに着目し

それを正常化しようとしても

うまくいきません


全体のバランス、調和がとれ

患者さんが優先していることを

大切にできるように

調整する


それが緩和ケアです


内科や外科など

他科の先生にも緩和ケアを知っていただき

どうかうまく連携していただきたいと

強く願います