ナーシングホームで

満足するケアが受けられず


緩和ケア病棟へ移りたいと考えていましたが

叶いませんでした


数日間

身の置き場のない苦痛がありました

薬である程度は緩和できましたが


患者さんをみているご家族は

心配や不安がありました

聞きたいこたがあっても

訪問時間にしかきてもらえず

寄り添ってもらうこともできず


最後の最後まで苦々しい気持ちでした



お看取りの時も

看護師は立っているだけ


子供さん達が泣き崩れていても

声をかけることも

背中をさすることもなく

無表情で待機


それは言葉をかけられないとか

そういうことではなく


からっぽでした



数日前に

こんな施設を選んでしまいましたが

先生に会うためにここにきた

そう考えるようになりました

と患者さんがおっしゃいました



呼吸が止まりました

と施設から連絡を受け

診察に向かう車で泣きました


最後の診察の時は

涙で時計の時間も見えませんでした


お別れはとても悲しいですが

最期まで一緒にいられてよかったです