92歳のお母さんを
娘さんと息子さんが介護しています
もう一人の娘さんは同居していませんが
近くに住んでいて
お手伝いしています
問題は
転んで足の骨を折って手術して以降
さらに弱ってしまい
食事が食べられなくなったこと
入院中に家族間で相談して
鼻から栄養チューブを入れて
人工栄養が始まりました
自宅介護を希望され退院
年齢相応の筋力低下、認知機能低下もあり
大きな回復は望めません
現在退院3ヶ月を過ぎましたが
横ばい
から
緩やかに低下しています
血圧が高く
少し前から降圧剤を処方していますが
娘さん「いりますかね?」
と飲ませません
どんなに必要性を説明しても
次の訪問では残っています
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「機械がおかしくないですか?」
一生懸命のませているのは
骨粗鬆症の薬
そして鼻からの栄養
栄養チューブは1ヶ月に4回ほど自己抜去
その度に
「やめてーーーー!」と
声を振り絞り
力の限り私たちの手を掴んだり
つねったりして抵抗されます
患者さんの気持ちも尊重しながら
子供さんたちの思いも取り入れながら
場を馴染ませつつ介護をすすめていけるよう
医療者として関わりたいのですが
聞く耳を持たない方とは
何度お話しても平行線
疲労感だけが残ります
なんの問題もない
これから良くなるはず
そう言う娘さんは
何をゴールにしているのか?
共に考える
という私の方針は全く役に立ちません
従うのみ
なのでしょうか