初めて訪問した患者さん
食道がんで食事はあまり進まなくなり
倦怠感も出ています
症状を聞きながら診察をして
これから訪問診療でこんなことをしていきます
という話をしました
私が一人で決めるのではなく
一緒に相談しながら決めていきたいこと
だから
「こうしたい」とか
「これはしたくない」を必ず教えてほしいこと
やってみていやだな
やめたいなと思うことがあったら
すぐに教えてほしいこと
いろいろ話します
その中には
厳しい話もあります
でも、24時間365日引き受けるので
しっかり話しておきたいし
聞いておきたい
命のことも避けずに話します
避けたい話だけど
でも知っておきたいし
自分の思いも言っておきたい
私はそう思っているので
話します
私は急変の時のこともお話しします
いろんな場合が考えられますが
それは医師として私が予想し
準備をしていれば良いことなので
お伝えしないことが多いですが
本当の急変
あれ?息してない?
と言う場合です
こういう変化は
私はとても幸せな最期だと思うので
それもお伝えしました
その時も在宅で
診断も全てできます
だから救急車を呼ばなくていいことを
伝えました
あー、よかったぁ
天井をみあげて
笑顔になり
こう言ってくださいました
先生は選べないから
どんな先生かなって不安でした
でも
本当によかった
安心しました
だから
私も安心しました
希望も二つ伺ったので
叶えられるようにがんばりたい!