訪問診療を始める日には

治療の希望が強く


これからまた治療に向けて体力をつけます!

とおっしゃっていました


紹介元からは

治療が難しくBSCの方針となりました

とあります

※Best Supportive Care

がんの治療ではなく、痛みなどの苦痛の治療を行いながら、生活の質を維持または向上する取組


しかし

患者さんには伝わっていません


同席していたご家族に伺うと

「あの話では、わからなかったと思います

オブラートに包みすぎてました」


在宅医の私としては

治療できない!と言い切る必要もなく


困っていることを一つずつ解決していく

できないこともあるが

可能な限り希望を叶えたい

とお伝えしました


患者さんご自身が“わかる“ことが多いので

言葉で知らせる必要がないことが多く


うまく言えませんが


場で感じたことから

その時、その人に合う表現を選んで

お話するようにしています


1週間経たずに

「ひまわり先生と話したい

先生にはっきりと言ってもらいたい」と

希望があり伺いました


日に日に動けなくなり

いろいろと聞きたいことが出てきて

私に質問し


納得され


私があえて「もう•••」

などという話をするまでもなく

伝わったと思います


時に言葉は要らない


互いに察しながら



伝える

伝わる


苦しいのは嫌

辛いのは嫌

家族に迷惑かけたくない


一人は嫌


全部わかります



私の大切な患者さん

ずっと一緒にいます