訪問診療の初診の時に
先のことも必ずお話します
なぜなら24時間365日
私が主治医となり治療の継続はもちろん
生活全般を責任をもって担っていくからです
誰にも起こりうる急変時の希望
病状が変化したり、悪化した際の対応の希望
などを伺いながら
「どう生きたいか」を詰めていきます
患者さんの病気や病状によって
話す内容や、伺う内容は変わりますが
がん患者さんの場合は
看取りまでのお話も初めにします
最初はご本人にはお話しせず
ご家族だけにお伝えすることが多いです
症状のコントロールができていれば
体調は比較的保たれます
しかし命の限りがくるまでの
2週間ほどは加速度的に状態が変化するので
ご家族は
「あっという間」
「こんなに早く」
とおっしゃることが多く
時に
「こんなことならそばにいればよかった」
「もっと伝えておけばよかった」
というお気持ちを伺うことがあり
私は自分のこういった経験を経て
初めから少しずつ
そのご家族に合わせて
必要だと思うことをお話しするようにしています
時には
ご本人から先に問われることもあり
その時には
「死」そのものについても
膝を突き合わせ
答えられる限り答えるようにしています
怖いから知りたくない
そんなこと考えたくない
わかります
でも
お別れの時がわかるからこそ
お伝えしたいと思っています