コロナの流行で面会は基本的に禁止

看取りのときは臨機応変に対応


スタッフで話し合い

最終判断は主治医の裁量に委ねる



だから

面会可と判断したのに


まだ話せているから

まだジュースを飲んでるから

看取りじゃないから


そう言って

市内のご家族も週2回

県外のご家族は禁止


これ、主治医ではなく

看護部のトップが決めました


主治医の裁量はどこへいったんだ?




私だって市内から毎日出勤してきているのに


スーパーとかコンビニも行ってるのに


仕事とはいえ

患者さんのベッドサイドにいつでも行ける

他人なのに


息子さんたちは会いたくて

心配でしかたないのに



悶々とした気持ち



息子さんが病院玄関まで届けてくれたサイダー


「おーーいしい!」って飲んでいる姿を

患者さんのスマホで撮影


今度ご家族が面会に来られたら

一緒に見ようと思っていました


でもその翌日

真夜中に亡くなりました



葬儀がおわって

ご家族がご挨拶に来てくださり


「母のスマホに写真や動画があって

どなたが撮ってくださったのでしょうか」


「私です」



実は

撮影してよいものか


状態が悪くなっていくなかでのお姿を

残してよいものか

悩んで悩んで撮りました

辛そうに見えるお写真は消して

良いお顔を撮りました



生きている時にお見せするつもりだったので

言葉を添えて

同じ空間で患者さんも一緒に見ようと

そう考えたいたので撮影しても大丈夫かなと


でも

真夜中に退院され

その時はご家族にお会いできず


荷物の整理をするなかで見つけたスマホの画像




でも

とても喜ばれていました

よかった


何もできない主治医だったけど

お姿を残しておいてよかった


あの

「おーーーいしい」という声

お部屋で見せてあげたかった

聞かせてあげたかったな