私の上司は
看取りと判断すると
部屋に行きません
指示は出しますが
患者さんのところにいきません
ご家族にも看取りの段階であると説明すると
その後は話しません
看取り
とひとことでいっても
いろんなことがおこり
ご本人もご家族も不安になるものです
伝えたいこともありますし
聞きたいこともあるのです
だからそんな「場」をつくるのも緩和ケアの役割
毎日何回かお部屋に伺うことで
徐々に空間ができ
時間がその患者さんに合わせて流れ出す
ご家族も感情を少しずつ出しながら
受け入れていく
「不安なご家族にもう一度病状説明をしてほしい」
看護師さんが言いました
「もう言ったよ」
とさらりと言い切り
くるっと方向を変えて立ち去ってしまう
あーーーーー
看護師さんも患者さんもご家族も
置いてきぼり
もう1週間カルテに記入のない患者さんもいます
看取り期ではありますがお話もされています
これがあなたのやり方かっ?!