患者さんによって対応が変わるのはなぜ?
対応を変えているならプロとして認めますが
明らかに「変わっている」
横に座ることも
背中をさすってあげることもなく
「状態悪化し気分の落ち込みあり。傾聴が必要
傾聴した内容はカルテに記載をお願いします」と記録
日に日に状態が変化し
患者さんもわかっていながら受け止められない
何もできないと落ち込む
何かできないか?
私は毎日必死で考える
画像や前医の紹介状とにらめっこしながら考える
拠点病院の知り合いに問い合わせて意見も聞いてみる
そして考える
軽率な提案はかえって混乱を招いてしまう
骨転移が原因で手のしびれが出ている
放射線治療ができるかもしれない
でも治療を受けるには転院が必要で、その病院は面会禁止
ご家族との面会が彼女の支えになっている現状
一方で脳転移による症状は進行していて
全身状態が悪化する可能性が高い
骨転移を解決しても、転院して治療を受けている間に全身状態が悪化してしまう可能性もある
看護師さんに問いかける
「どう思う?患者さんはどうしたいと思う?」
一生懸命考えてくれる人もいれば
パソコンに(自分の患者さんの)入力をしながら耳だけ貸してくれる人もいる
「医者が決めることですから」「決まったら(カルテに)書いといてください」と言う人もいる
なぜ?
数日のうちにご家族と何度か話をして
ご本人の気持ちも聞いて方針は決まったけれど
そこに看護師さんの関わりはなかった
私には言わないこともあるはず
日々の生活の中で、看護師さんに漏らす気持ち、思い
それを知りたかったのに