医療と介護
どちらも必要な方はたくさんいます
例えば病気があって
薬を飲まなくはいけなくても
その薬を準備したり手渡せば飲める
そんな状態ならば
たいていの施設に入れます
でも
その薬が癌性疼痛によく使われる
医療用麻薬になると
「扱える」施設はぐっと減ります
看護師が(常時)いないから
という理由だったり
管理できる者がいないから
そういう理由で断られます
つまり
痛みがあって緩和ケア病棟に入院し
医療用麻薬を使うことで痛みから解放され
退院可!
となっても
元の施設には戻れなくなってしまうのです
先日は膵臓がんの方が
病状が進み血糖コントロール不良となったために
インスリン導入が必要になりました
その方が生活している施設からは
インスリンはご本人が(高齢で)自己注射できないので
ご家族に毎日注射をしに来てもらいます
ご家族ができないなら入院しかありません
と言われました
介護施設での医療行為は
スタッフの意識や経験、質に依るところが大きく
施設間の差が大きいのですが
最近ハズレが続きます