緩和ケア外来で初めてお会いした時から
入院は希望しない
家で過ごしたい
一人で自由にやりたい
もし急に何かあってもそれでいい
むしろそういう死に方を望んでいる
そうお話ししてくださった患者さん
今は痛みもなくて調子もいい
でも買い物が億劫
料理も難しくなってきた
それならば
と
介護サービスをいれたら
「快適!先生ありがとうね」とピースサイン
宅配弁当や買い物サービス
デイサービスでの入浴など
患者さんが知らなかったサービスが提供されると
ドンピシャ!生活の質は改善しました
一方で
入院を希望するご家族
車で30分くらいのところに住んでいる兄弟さんです
腫瘍(肝臓)が破裂したら
大出血して即死の可能性がある
そんな説明をされ
もう「いつ死んでもおかしくない」としか考えられなくて
一人で死なせるのはいや
見に行って死んでたら怖いなど
恐怖心が先に立ちます
入院できませんか?
入院させてもらいたい
繰り返し訴えます
患者さんご本人は
介護サービスを受け大満足
この兄弟さんは連日ご本人を説得しています
このまま一人で死んだらどうするの?
入院して
死んでるあなたを見つける人の身になって!
患者さんは
破裂するかもしれない爆弾を抱えながらも
自分のペースで
穏やかに和やかに楽しく過ごされています
主役は患者さんであって欲しいと願います