がんになった時
遠く離れて暮らす父に言えませんでした

心配をかけたくない

そう思っていました

でも
私に何かあったら



そう思い

治療まで決まったときに知らせました


認知症になった今も
10年経っても
電話で話すとき
「体調はいいか?」
と必ず聞いてくれます



何度か入退院を繰り返していた患者さん

体調がかなり悪く
緊急入院となりました


かなりしんどくて
辛くて

眠っていた方がらく

目を閉じている時間が増えています


この方
ご自分の状態をご両親に伝えていません

外来では体調のことより
「親に話せていない」
そのことが気になっていると話していました


子供が親より先に逝く
とても辛いことです

どちらにとっても
悲しいこと



ご両親は泣いていましたが

そばにいてやりたい
そうおっしゃっていました

大切な時間です