昨日のかかりつけ医の続きです
 
がん患者のかかりつけ医は
がんの治療医でもよいと思います

もしその医師が基本的緩和ケアができるなら
〜ですが

がんが進行し
専門的な緩和ケアが必要になると
やはり緩和ケア医の緩和ケアを受けた方がよいと思います


緩和ケアの研修はほぼ全ての医師が受け
基本的緩和ケアはできるとされていますが
現実はそうではない場合が多く

初めから緩和ケア医にかかった方がよいかもしれません


一例をあげます
がんの手術治療をうけ
ずっと超一流と言われる医師にかかっていた患者さんが、不調を訴えますが
その症状はがんと関係がないと言われ放置され
患者さんは不安と不満でいっぱいでした

たまたまわたしのことを知り
訪ねてきてくれました

不安なのは病状が進行してると言われていること
でも、やれることはやってきたし
治療担当医も現状維持が目標で
何もしない、できないという

眠れないし食事も美味しくない
動くのもつらい
このままどうなるのか
不安でたまらない



まずもう一度病状の説明をしました
(初日には検査をさせていただきました)
ずっと飲み続けている薬を調整し
不要なものは説明して中止に

そのかわり必要なものを同意を得て処方

がんの進行に伴い今後起こりうることの説明
それに対する対処法の説明


ご本人の生き方
好きなこと
やりたいこと
逆にしたくないこと
などなどを聞きました

お話しする中で患者さんご本人も
気持ちが整理され
翌週の予約をとって軽やかに帰られました


翌週には
「ご飯もおいしいし、眠れてます
好きなことをやってみようと外にでるようになりました。元気になって・・嬉しいです」と
ご本人が1番びっくりしていましたが
これが緩和ケアなのです

かかりつけ医を緩和ケア医にして
必要なら私たち緩和ケア医から
専門科へ紹介

これもあり!です